アスリートやダイエッターに人気のMCTオイル。健康や運動パフォーマンス向上に良さそうなので、子供たちにも摂らせています。我が家のMCTオイル活用法、子供にMCTオイルを摂らせる時に気をつけていることをご紹介します。
MCTオイルは子供に飲ませて大丈夫なの?
いくつか論文を調べたのですが、『MCTオイルが子供の身体に良いものなのか』の結論を出している研究はありませんでした。
そのため、科学的根拠がないので、子供にMCTオイルを飲ませることを自信を持って推奨することはできません。
私の体験談としてお話させていただくと、わが家の幼児、小学生、中学生はMCTオイルを毎日摂取していますが元気です。というよりも、MCTオイルを摂取し始めて1年。MCTオイルを摂取するようになってからのデメリットは今のところありません。
何年、何十年も摂取し続けている訳ではないのでハッキリとしたことは言えませんが、多量に摂取する訳でなければ子供に撮っても悪影響はないのではないかと思っています。
少なくとも、わが家にとってはメリットの方が大きいので、今後もMCTオイルを活用していく予定です。
子供がMCTオイルを摂ることで期待しているコト
集中力が上がる
MCTオイルには、ケトン体という物質を体内で生成しやすくする働きがあります。ケトン体は脳のエネルギーとなりやすい為、MCTオイルを摂取することで脳の働きをよくし、集中力を上げることが期待できます。
私も子供と一緒にMCTオイルを摂取していますが、確かにMCTオイルを飲むと頭が冴えているような感覚があります。疲れでボーとしていることが多かったのですが、朝食時にMCTオイルをコーヒーに入れて飲むようになってから、午前中は頭のキレが良いですね。
息子も学校の授業中に眠くなりにくくなったと言っているので、わが家はMCTオイルの集中力効果がうまく働いているようです。
お腹が空きにくい
MCTオイルは油なので、腹持ちもよくなります。
よくダイエットでMCTオイルを飲むことで食欲が抑えられると言いますが、成長期の子供の成長期の腹ペコ対策にも使えますね。
逆に少食の子には、向いていないかもしれません。
脂肪をエネルギーにしやすくする
特徴はエネルギーに変わりやすいことにあります。MCTオイルを継続的に摂取することで、脂肪をエネルギーに変えやすい身体になると言われています。
私もMCTオイルを飲み始めてから、体脂肪率が少し落ちました。生活や食生活は変えていないので、MCTオイルのおかげなのかもしれません。
運動パフォーマンスが上がる
MCTオイルを摂取するとエネルギー効率がよくなり、持久力が改善できることが期待されています。研究段階ではありますが、効果が期待できると結論付けている論文も多くあります。
実際、ウチの娘は持久力に悩んでいたのですが、MCTオイルを摂取するようになってから試合中にスタミナ切れを起こすことが減りました。
MCTオイルを上手に使っていくことで、運動効率は上がると感じています。
お腹がスッキリする
MCTオイルに限らず、油を摂ることで便が油でコーティングされ、スルンと出るようになることが期待できます。
油は嫌われがちですが、摂ることでいい効果もあるんですね。
わが家の末っ子3歳児は、2〜3日お腹がスッキリせず機嫌が悪くなることもありましたが、毎朝MCTオイルを飲むようになってからは調子がいいです。これは私自身も感じています。これだけでも「飲んでよかった。」と思えています。
子供が嫌がらないMCTオイルの摂り方は?
MCTオイルは無色透明で、無味無臭なので使いやすいオイルです。比較的サラッとしていて違和感なく摂ることができます。
そうはいっても、油なので多少のベタつきはあります。口の中に油が残る感じが苦手であれば、スープや味噌汁に入れて飲むと飲みやすいです。熱々に入れるよりも、少し冷めてきたくらいの温度に入れた方が、MCTオイルの酸化を防ぐことができます。
ウチの子供達は、ヨーグルトや100%オレンジジュースに入れるが一番摂りやすいと言っています。
ジュースに入れる場合には、表面に油が浮くのでスプーンでよく混ぜながら飲んでいます。ヨーグルトは違和感なく食べられるので、ヨーグルトが苦手でなければ是非試してみてください。
子供に適切なMCTオイルの摂取量は?
わが家では3歳児〜大人まではMCTオイルを愛飲していますが、みんな摂取量を変えています。ちなみにわが家の家族の、1日のMCTオイル摂取量は次の通りです。
- 3歳児→2g(ティースプーン1杯弱くらい)
- 小学生→4g(小さじ1程度)
- 中学生→6g(大さじ1/2程度)
- 大人→12g(大さじ1)
まずは1日小さじ1杯程度から初めて見るのがオススメです。
MCTオイルの裏面に記載されている摂取量には、『小さじ1〜大さじ1程度、1日1回〜3回』と書かれているものが多いです。しかし、私はMCTオイルの摂取量は1日1回大さじ1杯で十分だと考えています。
その根拠は次の項目で詳しくご説明していますが、MCTオイルは1日にたくさんの量を摂るよりも、少量を継続して摂る方が効果が高いと判断しました。
油は多く摂り過ぎてもいけないので、MCTオイルはこのくらいの量で良いかなと思っています。MCTオイルから摂れる中鎖脂肪酸だけでなく、オメガ3も摂ってもらいたいので、エゴマ油や亜麻仁オイルなどでドレッシングを作って、サラダにかけたりもしています。
お子さんの身体の状態や食生活に合わせて、摂取量は柔軟に変えてあげるといいと思います。
MCTオイルを摂るときの注意点
最初はお腹がゆるくなることありますし、一度に大量に摂ると嘔吐や下痢、強い眠気に襲われることがあります。これは、急激に血中のケトン体濃度が上昇し、それに身体が対応できなくなったことで起こるようです。
アメリカの論文では、「MCTオイルは過剰摂取することで、毒性を持つ」と発表されたそうです。
MCTオイル自体は身体に有効であり、元々は医療現場で使用されていました。しかしながら、適量を守ることは大切です。たくさん摂取すればいいというものではありません。子供であれば尚更ですね。
「MCTオイルを多量に飲むのはいけない」とは多くの記事で目にします。しかし、「”多量”ってどれくらいなの?」という疑問が…。
MCTオイルを50g〜60g摂取した実験を行った結果、全ての被験者が下痢やけいれんを訴えたという論文を見つけました。1回17gのMCTオイルを2回に分けて、1日34g摂取した場合でも胃腸の不快感を訴える人がいたそうです。
参考文献: 野坂 直久、スポーツ栄養とMCT、オレオサイエンス、2020 年 20 巻 4 号 p. 163-170、https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/20/4/20_163/_article/-char/ja、(2021)
このことから、私は50gのMCTオイル摂ったら「多量」になるという解釈をしました。30gでも人によっては多量になりますね。
大さじ1杯のMCTオイルは約12gです。
よくMCTオイルの瓶に書かれている摂取量(小さじ1〜大さじ1を1日1〜3回)をグラム換算すると、1日あたり4g〜36g程度ということになります。論文を参考にして考えれば、36g(大さじ1×1日3回)は人によってはリスクがあると思います。
ましてや子供なので、そこまで多くの量のMCTオイルを摂る必要はないと判断しました。
子供のMCTオイルの摂取量をどう考えたか?
ケトン食の一環として子供がMCTオイルを摂取した研究はいくつか見つかりましたが、子供が通常食を食べながら健康や運動パフォーマンス向上のためにMCTオイルを摂取した研究は見つけることができませんでした。
そのため、摂取量は持論で決めています。
先ほどと同じ論文(大人のアスリート対象)の中に、
1日5g程度のMCTオイルを摂取すると、筋量の低下を防ぐ可能性がある。
参考文献: 野坂 直久、スポーツ栄養とMCT、オレオサイエンス、2020 年 20 巻 4 号 p. 163-170、https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/20/4/20_163/_article/-char/ja、(2021)
MCTオイルが身体にいいオイルだと言っても、結局は油です。摂り過ぎれば太ることもあります。お子さんの健康の為にも摂取量には気を使ってあげたいですね。
MCTオイルの選び方
MCTオイルは一時的に飲ませればOKなものではなく、継続して摂取することで脂肪をエネルギーにしやすい体に変えていきます。
そうなると、やっぱり気になるのがMCTオイルの価格と質です。
継続して毎日摂ってこそ身体にいい効果を得られるMCTオイルですから、コストパフォーマンスは重要です。普通のサラリーマン家庭であるわが家では、あまりに高価なMCTオイルは続けられません。
MCTオイルと一言で言っても、品質は様々です。
- パーム核を原料にしているMCTオイル
- ココナッツを原料としているMCTオイル
- パーム核由来とココナッツ由来をブレンドしているMCTオイル
ヤシの実由来と書かれているMCTオイルは、『パーム核由来orココナッツ由来とのブレンドオイル』になります。
MCTオイルの原料によって健康への影響があるのかについては、様々な議論がされていますが、結局のところは自分がどう考えるかではないかと思っています。
私は、基本的にはココナッツ由来のMCTオイルを使っています。
パーム由来とのブレンドオイルも買ったことがありますが、MCTオイルが安くなる前はココナッツオイルを使っていた為、何となくココナッツ由来の方が安心感があるという漠然とした理由です。
そうは言っても、パーム由来もココナッツ由来も味や風味は大きく変わりませんのでお好みでいいと思います。
ただ、以前買った安いパーム由来の海外MCTオイルは少しクセがありました。理由を考えて見たのですが、どうやらそのMCTオイルは化学的な工程で作られたオイルだったようです。
それからは、MCTオイル抽出の際に化学溶剤を使用していないこと(化学的な工程で作られれていないこと)を重視してMCTオイルを選ぶようにしています。
子供の身体に入るものですからMCTオイルを選ぶ時には、品質が良くて続けやすい価格のオイルを選んであげたいですね。
↓ちなみにわが家は、このMCTオイルで落ち着いています。
大容量で価格もリーズナブルで、ココナッツ由来。さらに化学工程で作られていないので、安心して子供に摂取させることができています。
賞味期限が1年以上あるものが届くので、できるだけ安く買う為にいつも3本セットを購入しています。あなたのお気に入りのMCTオイルが見つかっていなければ、一度試してみてください^^
まとめ
ちょっと長くなってしまいましたが、わが家では
- 集中力が上がる
- お腹が空きにくい
- 脂肪をエネルギーにしやすくする
- 運動パフォーマンスが上がる
- お腹がスッキリする
などの効果を期待して子供達にMCTオイルを摂らせています。
摂取量については諸説あるものの、私は大人でも1日5g程度で十分だと考えています。
最初はお腹が緩くなることもありますので少量から試し、お子さんの様子を見ながら徐々に増やしてあげてください。
MCTオイルは摂り過ぎなければ、子供にとっても良いオイルだと思っています。良質なMCTオイルを摂って、健康的に運動パフォーマンスを上げて上げられたらいいですね。
☆MCTオイルだけじゃモッタイナイ!!
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