【スパイクやトレシューが乾かない問題】を解決する方法をご紹介

スパイクやトレシューってなかなか乾きませんよね?最近のスパイクやトレシューって人工皮革なので、濡れてしまうとランニングシューズのように簡単には乾きません。外に干して置いても靴の中がいつまで経っても湿ってるということもあります。

一晩で簡単にスパイクやトレシューを乾かす方法をご紹介します。

簡単にスパイクやトレシューを乾かす方法

スパイクやトレシューを簡単に早く乾かす方法をご紹介します。
↓動画バージョンはこちら

サッカーボール用意するもの

  • 濡れたスパイク(トレシュー)
  • 新聞紙
  • ホッカイロ(子供用スパイクで全部で4つくらい)

サッカーボール方法

スパイクやトレシューがビショビショの場合には、中に丸めた新聞紙を詰めて30分放置します。30分くらいすると新聞紙が水を吸っているので、1度新聞紙を交換して再度30分おきます。これでだいぶビショビショの状態ではなくなっているはずです。

ここでホッカイロ登場です。

靴の中にホッカイロを詰めて行きます。つま先とかかと部分は乾きにくいので、ホッカイロが行き渡るようにしてください。あとはこのまま一晩置いて置くだけです。

え?これだけ?
∑q|゚Д゚|pワオォ

はい。これだけです。

こんな簡単な方法なのに、翌朝にはスパイクやトレシューがしっかり乾いています。ホッカイロの数は22cmのスパイクで片側2つくらいで大丈夫です。メンズ用のスパイクでも片側3つあれば乾くと思います。

ホッカイロはシーズンオフが終わった直後など安く売っている時に買いだめして置くといいと思います。わが家では10個入り148円くらいになった時を見計らって1年分を買いだめしています。この値段で仕入れができれば1回60円弱なので、ホッカイロを使ってもいいかなぁと思えます。

サッカーの試合や練習は基本的に雨でもありますので、この方法なら合宿にも持っていって子供が自分で乾かすこともできますし、次の日の練習や試合にも間に合うのでかなり便利な方法です。ぜひ試してみてください。

スパイクやトレシューはドライヤーや乾燥機で乾かしても大丈夫?

なかなか乾かないスパイクやトレシューを前にすると、ドレイヤーや乾燥機で乾かしたくなりますよね。

最近は自宅用の靴用の乾燥機などもありますし、コインランドリーにも靴用乾燥機が置かれています。ついつい文明の力に頼りたくなるのですが、高温となるドライヤーや乾燥機はスパイクやトレシューが変形する可能性があるため、おすすめはできません。(メーカーの方に聞いても同じ回答でした。)

特に、合成皮革はドライヤーで乾かすと焦げ臭くなることもあるので、注意が必要です

もし乾いていなくてドライヤーや靴用の乾燥機を使う場合には、様子を見ながら乾かすようにしましょう。ドラム式乾燥機などの乾燥機能や、洋服用の乾燥機の使用はシューズの中だけでなくて、合成皮革から熱が伝わってしまうので控えた方がいいですね。

早く乾かすなら『くつ乾燥機』一択!

どうしても早く乾かしたい時ってありますよね。雨の日に夜まで練習があってトレシューやスパイクはビショビショなのに翌朝から練習の時や、子供がトレシューのケアを忘れていた時なんかですね。(わが家のうっかり長男は、よく忘れています…)

1時間くらいで乾かしたいなら、選択肢は靴用の乾燥機になるかと思います。ドライヤーも試してみましたが、やり過ぎるとトレシューが焦げ臭くなりますし、ドライヤーに負荷がかかって壊れてこともあるので(実体験です…涙)、靴乾燥機を1台購入しておくのも手です。

トレシューやスパイクにとってはあまり推奨できない方法なのかもしれませんが、30分〜1時間ほどでよく乾くので主婦にとっては強い味方です。

ぶっちゃけて話せば、わが家では時間がある時にはメーカー推奨の方法やカイロを使った方法で乾かして、時間がなければ靴乾燥機で乾かしています

↓こんなのです。スパイクの脱臭もしてくれる優れものです。


くつ乾燥機でトレシューやスパイクを乾かすと、メーカー推奨の方法やカイロで乾かす方法よりもシューズへのダメージは大きくなります。でも、子供のトレシューなんてあっという間にサイズアウトしたり、シューズのポイントが削れてしまいます。トレシューやスパイクの寿命は3ヶ月とも言われていますし、わが家では時間がない時にはくつ乾燥機が大活躍しています

梅雨時期は子供のデイリー靴や夫の革靴を乾かすのにも使っていますが、なかなか便利でコスパがいいです。もう10年くらい使っていますが壊れず現役で働いてくれています。

もしご自宅に布団乾燥機があれば、靴乾燥コースが付いていることもあるので確認してみてください!

各メーカーが推奨するスパイクやトレシューの乾かし方は?

ホッカイロを使用した方法はちょっと裏技的な方法です。念のため各スポーツメーカーにスパイクやトレシューの正しい乾かし方も電話で伺ってみました。

各スポーツメーカーに次のような質問をしてみました。

子供用の人口皮革のサッカー用スパイクを洗ってもなかなか乾きません。雨の日のトレーニングや試合で靴が濡れてしまうため、乾かす方法を探しています。一度雨で濡れてしまうと、新聞紙を詰めて乾かしても乾かず臭くなり、また洗い直しを繰り返しております。何か良い方法があればご教示のほどお願いいたします。

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ご案内できる方法といたしまして、【お手入れ終了後、「タオル」または「新聞紙」を中に入れていただき、風通しの良いところで干していただく】ことより、型崩れも防ぐことができます。時間を空けて、乾いたタオルや新聞紙を取り換えていただく等していただくと乾きやすいです。

【人工皮革のシューズのお手入れ】

1.簡単な汚れは、柔らかな布で水拭きするだけで落ちます。
2.汚れが落ちない場合は、シューズ専用クリーナーをご使用下さい。

シューズ乾燥機やドライヤーのご使用は、シューズの変形等の原因につながる場合がございます為、推奨しかねてしまいます。

これらは、より長く商品をご使用いただけるように弊社として推奨している内容でございます。

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全体を洗うというよりは、汚れを落としふき取るといったお手入れ方法となっております。また、乾燥に関しては、室温での空気乾燥を推奨しております

シューズが濡れた場合は乾いた布などで水分を吸い取り、型崩れ防止の為に白い紙や布を詰め、風通しの良い日陰で乾かすことを推奨しております。 状況により乾くまでの時間等は異なりますが、こちらの方法で乾かして頂ければと存じます。(白い紙を詰めるのは紙の色がシューズに移ってしまうのを防止するのためです。新聞紙じゃダメなのか…)

水分を良くふき取って頂き、中につめる布を交換する等して少しでも水気を取り除いてください。それでも時間がかかる場合は、残念ながら臭いは避けられないものとなります。

HPにもシューズのお手入れ方法が記載されていました。

シューズが長期間にわたってピークの性能を発揮できるよう、お掃除などのケアとメンテナンスを適切におこないましょう。簡単ないくつかのステップで、スニーカーを新品に近い状態に保つことができます。

* ドライブラッシング。乾燥した柔らかい毛のブラシで、アウトソール、ミッドソール、アッパーからちりやほこりを除きます。靴用ブラシがなくても 大丈夫。古くなった歯ブラシでも十分役に立ちます。
* 薄めた洗剤液を用意。温水に少量の洗濯用洗剤を混ぜます。
* シューレースの洗浄。シューレースをほどき、洗剤液を少し付けます。シューレースをもみ洗いし、すすいでから、柔らかい布で乾かします。
* 靴底の洗浄。薄めた洗剤液を柔らかい毛のブラシに付け、アウトソールとミッドソールをブラッシングします。柔らかい布で乾かします。
* 洗浄と拭き取り。薄めた洗剤液と柔らかい毛のブラシまたは柔らかい布でアッパーを掃除します。それから、乾いたマイクロファイバー性のタオル(吸水性のよいタオル)または柔らかい布で石けん液を吸い取ります。石けん液の水分やほこりができるだけ残らないようにしてください。必要であれば繰り返します。
* 空気乾燥。室温で空気乾燥させます。
シューズを洗濯機で洗うこと、ドライヤーを使うこと、効き目の強い洗剤製品(漂白剤など)を使うことはお勧めしません。最善の結果を得るため、スニーカーが汚れたらすぐに手入れしてください。それからシューレースを再び結びます。

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ナイロンブラシ、毛ブラシで汚れを落として、汚れはシュークリーナーを使って落としてください。濡れた場合には乾いた布などを詰めて風通しの良いところで乾かしてください。

また、個人的にも調べてくれました。
インターネットでお調べした限り、お客様と同じようにお悩みの方はいらっしゃるようで、人口皮革の場合、ドライヤーやシュードライヤーなどを使って乾かすと性質上、耐久性が落ちたり、型崩れしたりするようでございます。やはり、マメに新聞紙を変えてなるベル風通しが良いところで乾かして頂ければと思います。

対応としてはプーマが一番丁寧にご回答くださいました。プーマのご担当者様、わざわざ調べて下さりありがとうございました。

サッカーボールデサント(アンブロ)

アンブロはHPに記載されていますとのご回答でしたので、HPに記載されている内容をご紹介します。

天然皮革(表革)の場合

シューズ用ブラシで土などの汚れを落とし、シューズ専用クリーナーで細かな汚れを綺麗にふき取ります。
革本来の柔軟性を維持するために、シューズ専用の保革油やつや出しクリームを乾いた布で全体にムラなく塗ってください。なお、クリームは皮革の色に合ったものをご使用いただき、特別な色やコンビネーションのシューズには、無色のクリームをご使用ください。仕上げは必ずやわらかい布で余分なクリームを拭き取り、よく磨いてください。

天然皮革(裏革・起毛革)の場合

スエード専用のブラシで、砂・埃など付着した汚れをていねいに払い落とし、毛の流れを整えてください。
防水の保革スプレーでの保護をお勧めします。
雨などで濡れた場合は、速やかに水分を乾いた布などでふき取り、吸水性の良い紙などを詰めて形を整え、風通しの良い場所で陰干しをしてください。
汗や湿気により濡れた状態の場合も同様に、風通しの良い場所で陰干しをしてください。

※天然皮革を使用したシューズの水洗いはお避けください。
洗浄、乾燥後に色落ち、皮革の硬化などを起こすことがあります。

人工皮革や天然繊維・合成繊維の場合

天然皮革と同様にシューズ用ブラシなどで土などの汚れを取り除き、軽く湿らせた布などで、汚れを落としてください。
シューズが水分を含んでいる場合は、吸水性の良い紙などを詰めて、形を整えて風通しの良い場所で陰干しをしてください。
●天然皮革とのコンビのシューズについては、天然皮革と同じ扱いでお手入れを行ってください。
●シューズ内部の湿気などは、不快なだけでなく耐久性を低下させますので、充分に乾かすことをお奨めいたします。
●お手入れする際は、靴紐(シューレース)を取り外してから行ってください。

出典:http://www.descente.co.jp/jp/contact/post-36699.html

結論としては、各メーカーはどこも『新聞紙やタオルを詰めて陰干ししてください。シューズ乾燥機やドライヤーで乾かすのは型崩れの原因となるためお避けください』という回答でした。

多分、シューズが濡れてしまった翌日にすぐ使うことは想定して作られていないのだと思います。大人なら何足か持っていてもいいですけど、すぐにサイズアウトしてしまう小学生に、何足もトレシュー やスパイクを持たせる余裕はわが家にはないので、当分はホッカイロやくつ乾燥機でしのぎます…。

スパイクを早く乾かす方法【メーカー推奨の方法の応用】

ホッカイロを使わずメーカー推奨の方法を応用して、早く乾かす方法も試してみました

スパイクの水気をタオルでよく拭き取り、丸めた新聞紙を詰めます。最初は1時間たった時点で、1度新聞紙を変えます。この時点では新聞紙はビッチョリです。

次は2時間おきにあと2回変えて、新聞紙をつめた状態でサーキュレーターの前に置いて朝まで放置です。時間がある場合には、新聞紙を変える回数を多くした方が早く乾きます。

シューズはかかとを下にして立てかけ、かかと部分に新聞紙を重点的に詰めるといいですね。

まとめ

スパイクやトレシューは試合や練習を支える大切な相棒です。なるべく良い状態でしっかり乾かすために、その時に応じた方法を選んで乾かしてあげたいですね。

今回ご紹介したホッカイロを詰める方法は、子供も楽しいようで自分で率先してスパイクやトレシューのお手入れをするようになりました。参考になれば嬉しいです。