生き生きとサッカーをする小学生の姿を見ると、こちらも元気になります。ただ、サッカーを頑張りすぎることで様々な弊害がでることもあります。
今回は、子供たちが小学生の6年間をサッカーの中で過ごして感じたデメリットについて、わが家の失敗談をご紹介します。
サッカーが小学生に与える弊害は?
ケガをしやすい
サッカーとケガは切っても切れない関係にあります。どんなスポーツでもそうですが、その中でもサッカーは体を張るスポーツなので、軽傷重症の違いはあっても怪我ゼロで6年間を通すのは難しいと思います。
オスグット(ひざの痛み)やシーバー病(かかとの痛み)は、サッカーをする小学生に多いケガです。
また、一瞬の気の緩みが、骨折などの大きなケガに繋がるケースもよく目にします。
ケガは治っても、一度ケガをした場所が完全に元に戻ることはありません。軽い捻挫だとしても、捻挫後に足首が固くなってしまうことはよくあります。
軽い捻挫だと放置せず、必ず整形外科を受診して欲しいと思います。
家族の時間が少なくなる
サッカーチームに所属すると、週末はサッカーに追われる生活になるため、家族で過ごす時間は減ります。
家族の時間を減らさないために、チームに所属せずスクールだけに通わせているお家もあります。
ただ、スクールだけだと試合機会はほとんどないので、サッカーをどんな目的でやるのかを子供と親で共有しておくことは大切です。
お金がかかる
サッカーは、サッカーボール1つあればできるスポーツだと思っていたのですが大間違いでした。
トレシューやスパイクは3ヶ月で履けなくなり、チームによっては毎年ウェア購入。ソックスもすぐにダメになるし、上を目指してスクールや合宿に行かせたらあっという間にお財布から諭吉さんがバンバン飛んでいきます…。
少年団のサッカーチームなら月数千円ですが、クラブチームに所属すると月謝も高額です。
(Jリーグのクラブチームの下部組織に入れれば、一般的なクラブチームよりも安く通えるようです。)
親も色々と忙しい
子供がサッカーをはじめると親の出番も出てきます。土日はのんびり過ごしていたご家庭には変化も大きいでしょう。
夫婦喧嘩が増える要因にもなりかねませんので、【サッカーの当番をどのように分担するか】、そして【わが家の教育方針の芯はどこにあるのか】をしっかり話し合っておきましょう。
わが家は子供がサッカーを始めてからの1年間は夫婦喧嘩の連続でした。
所属チームとの相性がある
サッカーチームは山ほどあれど、チームによって指導方針や教え方、チームメイトの色は違います。
ゴリゴリ練習する厳しいチームもあれば、楽しくサッカーするために技術の向上を目指すチームもあります。
できれば見学や体験は1回ではなく数回通って、わが子の性格にあったチームを選んであげたいですね。
コーチが怒鳴るチームは要注意です!
チーム選び次第で、サッカーが楽しいものになるかつまらないものになるかが変わってきてしまうくらい重要です。
他の習い事をやりだすと地獄
サッカーは親の手がかかるスポーツなので、他の習い事をやりだすと、そちらに手が回らなくなります。
兄弟で違う習い事をやっている場合も同様で、他に親の手がかかる習い事をやっているなら(これからやる予定なら)サポートの仕方を考える必要があります。
わが家も妹の習い事に手が回らなくなり、妹にもサッカー1本に絞ってもらいました。
サッカーが好きなようなので、結果的には問題なかったのですが、話を聞くと「あっちの習い事も続けたかったなぁ…」と遠い目をすることがあります。
小学生サッカー、6年間の失敗談
わが家の小学生サッカーの失敗談をご紹介します。参考にして頂けたら嬉しいです。
捻挫は整形外科に行くべきだった!
小5のとき、1つ上の学年の試合に呼ばれ、気合十分に向かった息子でしたが、試合中に捻挫。
交代を恐れて無理してプレーを続け、親に申告があったのは帰宅する車の中でした。
翌日も試合があったのですが、どうしてもと言われてテーピングでガチガチに固定して試合に送り出したのですが、これが失敗その1。試合はこなしたものの、捻挫は当然悪化しました。
翌日、サッカーママ友に教えてもらった接骨院を受診。2週間くらい通院しましたが、これが失敗その2でした。
足の痛みはすぐに引いたものの、足首の硬さが残ってしまい、プレーの幅が狭くなってしまいました。
【失敗その1 】捻挫を軽視し、無理をさせてしまった
捻挫はついつい軽く見てしまいがちですが、正式名称は『外側靭帯損傷』といい、これが膝だったら大変な大怪我。膝の靭帯損傷だと、サッカーからは何ヶ月も離脱することになってしまう可能性があります。
『捻挫』という言葉についつい騙されてしまうがちですが、場所が異なるだけで大変な怪我であることは変わりません。
子供は試合に行きたがるかもしれません。私も上の学年に呼ばれたことで頭の中がお花畑になっていたのだと思います。お恥ずかしい限りです。
子供が元気にサッカーを続けていくためにも、親は毅然とした態度でサッカーに行くのを止めるべきでした。
自分自身が子供の頃に捻挫をすると接骨院を受診していたこと、サッカーママ友に接骨院を紹介されたこともあって、捻挫はで受診したのは接骨院でした。決して接骨院が悪いと言っているわけではありません。ただ、レントゲンやエコーで良く調べてみると捻挫だと思っていても骨折している可能性もあります。
接骨院でレントゲンやエコーで調べてくれることはほとんどないので、後で接骨院に転院するとしてもまずは整形外科を受診するべきでした。
可能であれば、リハビリ施設が付属している整形外科がベストです。2回目以降の捻挫では、リハビリ施設付きの整形外科を受診していますが、理学療法士のリハビリによって、ケガする前よりもパフォーマンスが上がっています。
ケガが完全には治らないけど、パフォーマンスは上がることができます。
サッカーに追われて旅行に行かなかった
サッカーをしている小学生は休みがありません。毎週土日はサッカーの練習があり、夏休みもスクールや合宿に追われる日々でした。
唯一休みなのが、お盆と年末年始。親も日々のサッカーでくたくたで、出かける気力を失っていました。
でも、子供が大きくなって今になって思うことは、無理にでも家族で出かけるべきでした。小学生は旅行にいくよ!といえばルンルンして付いてきてくれますが、中学生以降はそうはいきません。悲しいですが友達優先になっていきます。小学生のうちに旅行やお出かけをもっとしておけばよかったです。
小学生の6年間は子供のサッカーで終わってしまいました。
サッカーをお休みして、家族の都合に合わせて旅行に行ったりする時間をつくっても良かったのかなぁと思います。サッカーを休みたくないなら、サッカーがないお盆や年末年始に近場に出かけたりでもよかったと思っています。
お盆時期や年末年始は旅行に行くのも高いので、キャンプとかでもよかったのかもしれません。
子供と一緒に出かけられるのも小学生の間くらい、良くて中学生くらいまでです。サッカーだけでなく家族で過ごす時間も大切にすればよかったです。
まとめ
どのスポーツでも、その習い事でもそうですが、何かを始めたらいいことでだけではなく弊害も出てきます。それでも、私はトータル的に見れば子供にサッカーをやらせておいて良かったと思っていますし、年の離れた弟もサッカーをやらせると思います。(結局は本人次第ですが…汗)
弊害やデメリットがある中で、それを上回るメリットがあるかどうかも、ご家庭の考え方と子供本人がサッカーを好きになれるかによって違う部分ではあります。
ぜひ、これを機にご家庭の教育方針について、ご夫婦で話し合ってみてください。
お子さんの成長のために食事も気を使っていらっしゃると思います。でも、毎日気を張った食事作りをしていると疲れてしまうことも…毎日の白米を発芽玄米入りに替えるだけで、食事の栄養はアップてバランスの取れた食事に大変身(^^)
ズボラだけど子供の成長は気になる欲張りママがおすすめする発芽玄米をご紹介しています。