園児や小学校低学年の試合を見ていると、全員でボールを追いかける姿を目にします。
団子サッカーなんて呼ばれていますよね。
年齢が上がるにつれてポディションも出てきますが、サッカーを始めた頃はみんなが団子になりたがります。
子供がサッカーで団子になる時の対策をご紹介します。
団子になるのは真剣にボールを追いかけている証拠
団子になってサッカーしている姿を見ていると、「なぜあんなにスペースが余っているのに全員で固まるのだろう?」と思いますよね。
子供が群がり、遠目からはボールの位置がわからないこともあります。
でも、当の本人たちはボールを追いかけることで精一杯です。
逆に言えば、ボールを真剣に追いかけている証拠でもあります。
まずは、子供たちの真剣な気持ちを受け止めてあげましょう。
団子で固まったから抜け出すためには?
サッカー中の子供の状況を客観的に伝える
誰もが自分のことを客観視することは苦手です。
大人でも苦手なので、子供は自分の動きが全く見えていないと思っていていいでしょう。
そのため、見ている大人が子供がどのような状態でサッカーをしているのか、冷静に伝えていくことが必要です。
一番良いのは、試合中にビデオを撮って子供に見せることです。
パパやママはついつい応援に熱が入ってしまいますが、子供の上達のために応援しながらビデオを撮ってみましょう。
今は、スマホの動画機能も優れているので、わざわざビデオカメラを持参しなくても大丈夫です。
団子になるデメリットを伝える
客観視ができたら、団子になるデメリット、スペースを使うメリットを伝えていきましょう。
団子になると左右のディフェンスは無防備の状態です。
そのため団子状態から左右にこぼれたボールを相手チームに拾われたら、あっという間に得点に結びついてしまいます。
コーチも、団子になることへのアドバイスをしてくれているはずです。
家でも復習してみましょう。
伝える時の注意点
子供は一度言われただけでは理解できない
サッカーのことに限らず、子供は一度言われただけでは理解ができません。
大人は根気よく何度も同じ内容を伝えていくことが必要です。
朝言ったことをお昼には忘れていることもあります。
子供と親の根気比べだと思って、何度も伝えていきたいですね。
頭で理解しても行動に移すまでには時間がかかる
頭で理解する事と、それを行動に移せる事は違います。
頭で理解した事をスムーズに行動に移せるようになるのは10歳前後と言われています。
少しずつステップを定めて、クリアしていくようにするといいですね。
まとめ
子供がサッカーをした時に団子になってしまうのは、サッカーの成長過程で誰もが通る道です。
でも、サッカーを続けているうちに団子になる事へのデメリットや、仲間に近づきすぎるとプレーしにくいことを学んでいきます。
子供の成長は凄いです。
小学校高学年になって団子サッカーをしている子はいません。
コートが広くなると、団子では走りきれないからです。
今は、子供に伝えつつもできないことに対して怒ることはないよう、温かい目で見守っていきたいですね。
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