「子育てに向いていない」と感じる方のための【3つのヒント】

私は、子育てに向いていないのではないか…」そんな風に思っているお母さんは多いそうです。実は私もその1人でした。幼稚園や保育園の先生、保健士さん、精神科医の先生ともお話させていただき、今は「子育てに向いていないお母さんなんていない!」と断言できます。

私は子育てに向いていないかもしれない…と悩んでしまったら、そっと読んでみてください。

子育てに向いていないお母さんなんていない!子育てをラクにする3つのヒント

冒頭にも書かせていただきましたが、子育てに向いていないお母さんなんてこの世にいません。ちょっとボタンを掛け違えてしまっていたり、視野が狭くなってしまっているだけです。

少子化で情報社会のいま、子育てはしにくくなっていると思います。長男が2才だった時よりも次男が2才の今の方が、子育てしにくく感じます。保育園の整備や幼児教育・公立高校の無償化など物理的な面では子育てしやすくなっていますが、精神的な面では今の方が育てしにくいです。たった10年ですが、10年前とは違ったお母さんの苦しみがあるのだと痛感しています。

あなたがのびのび子育てする為のヒントをご紹介します。

常識に囚われすぎない

育児書やネットの子育てサイトを見て、子育ての指標にされている方も多いと思います。初めての育児、何をしていいのか疑問ばかりですから、「情報を得たい!」と思うことは自然なことです。でも、この情報過多になっていることが、常識に囚われることに繋がっている可能性もあります

私は自分が育児に向いていないと思った時に、とにかくたくさんの本を読みました。育児書、児童精神科医の本、幼稚園経営者の本、児童心理学の本、幼児教育の本…短期間にアマゾンで100冊くらい購入し、Kindleの電子書籍で1日3冊ペースで本を読み続けました。日中は子供のお世話があるので夜中、睡眠時間を削ってフラフラになりながら。今考えるとバカですね。でも、自分が求める答えをひたすらに探し続けた時期でした。

そんな中、お子さんを東大や医学部に入れたお母さんの本も読みましたが、どのご家庭も正直普通の教育をされていませんでした。変わった子育てで育ったお子さんも、子供周りの子と比べて”変わった子供”だったそうです。

これは私の中では青天の霹靂!ちゃんとした子に育てなくてはとマナーやルールにこだわって、厳しく子供の教育をしてきた私は困惑しました。

日本人はみんなと同じを好むというのは、ご存知のとおりです。

日本の教育は、なんでも平均的にこなす事ができる人間を養成している教育と揶揄されてきました。
しかし、これからはAIの発達によってあと20年で48%の仕事は人からAIロボットに代わると言われているこれからの時代求められているのは平均的になんでもこなせる人間ではなく、何かスペシャルなものが1つでもある人材です。みんなと同じが素晴らしいという価値観を捨てて子育てしていくことが、さらに重要になってきます。

常識に囚われらず我が道を進む!というくらいの気持ちでいた方が、ママにとっても、お子さんの将来にとっても良い方向に進むのではないかと思います。

幼児のために徒歩で移動中、わが子が興味を持ったアリの行列の観察に3時間も付き合うなんて常識では考えられません。もちろん予定はキャンセルです。お子さんを東大や医学部、海外の名門大学に入れているお母さんの教育法はコレです。お子さんと向き合うために、常識では考えられないことをしています。

子育てに常識なんてありません。”常識”という言葉に子供が潰れされないように、守るのも親の仕事の1つなのかもしれません。

他人(他の家庭)と比べない

育児において大切なのが、他の子と比べないことです。兄弟とも比べず、周りのお友達の子とも比べてはいけないそうです。

右脳教育の幼児教室として有名な【七田式教育】の教材を買ったことがあります。その教材のサポートで教育のポイントとして教えてもらったのが、

  • 比べない
  • 焦らない
  • とにかく毎日続ける

の3つでした。

子供の成長は、子供によって違います。育児書にはその年齢にできるようになる平均的なことが書かれていますが、その通りでなくてもいいのです。

「同じ年齢の子はオムツが外れたのに、うちの子はなかなかトイレトレーニングが進まない…」「周りの子はひらがなが読めるけど、うちの子はまだ読めない…」「クラスの子のほとんどが90点以上のテストでうちの子は80点だった…」これらは全て私が以前感じていた劣等感です。

子供個人で見れば、トイレに行ける回数が以前よりも増えていたり、絵本を開いて自分で読もうとしていたり、テスト前に教科書を開くようになっていたり成長していたにも関わらず、私は結果”しか見ようとしていませんでした。

結果を求めるのは大人の悪いクセです。大人の世界は努力ではなく、結果が評価される世界です。そのため、子供に対しても過程や個々の成長ではなく結果を求めてしまいがちですが、子育てに関しては結果主義ではなく過程を評価していくスタイルに頭を切り替える必要があります

お子さんを誰かと比べるのではなく、その子個人の成長に目を向けてみてください。ほんの些細な子とかもしれませんが、毎日著しい成長があることに気がつくはずです。

ママ友は選ぶ

女友達

私が起業してビジネスの勉強を始めた時に成功法則としてメンターから学んだのが、【付き合う人間は選ぶ】ということでした。同じように、ママ友も選ぶべきだと思っています。

決して人と関わらないということではなく、人の意見や言葉に過剰に反応しないという意味です。

ママ友は、自分の価値観に合う人と一緒にいるべきです。違う意見のママ友の話は、「そういう意見もあるんな。勉強になるな」程度で流しておけばいいんです。

誰とでも仲良くする必要はないと思います。挨拶さえ笑顔でしっかりとしておけば、ママ友トラブルになることはほぼありません。それでもあーだこーだいう方がいれば、その方は誰かを攻撃するのが好きな方。私は、そのような方とはお近づきになりたくないので、何を言われても笑顔でスルーします。”笑顔に当たる拳はない”という言葉もあるほどです。

ここから笑顔でいられるママ友と一緒にするようにしたいですね。

子育ての終着点は子供の自立

子育ての終着駅は子供の自立です。

子供が将来困らないようにアレもコレもと教えてくなりますが、どんなに習い事をたくさんさせて、どんなに学業が優秀でも、生活力がなかったり、性格に問題があり周囲の人とのコミュニケーションを円滑に行えないようでは生活に支障が出ることもあります。(ただ、これも個性なので、他にスペシャルなことがあればOKです。)

親が本当にしなくてはいけないのは、子供の個性を伸ばしながら自立していくための基盤を作ることです

大人のフィルターを外して子供を観察してみると、個性がバシバシと伝わってきます。大人がアレもコレもと手を出さなくても、子供は自分で成長していく力を持っています。与えることだけでなく、見守ることも大切な育児です。

まとめ

思い通りにいかないことがあったりすると「自分は子育てに向いていないかも…」と考えてしまうこともありますが、育児に向いていない方なんていません。完璧な育児なんてないと思います。どんなに優秀といわれるお子さんをお育てになったお母さんでも、ある分野ではそのお母さんの育児は成功と言えるかもしれませんが、違う観点から見た時に成功と言い切れるかは疑問が残ります。

真面目に子供に向き合いすぎて疲れてしまうこともあります。保育園の一時保育なども上手に活用しながら、肩肘張らずにゆったりと子育てしていきたいですね。

人に話を聞いてもらうだけでも気持ちがラクになることもあります。信頼できるママ友に相談したり、自治体の子育て相談などを利用したりしながら、悩みを心に残しておかないことも大切です。

知らない人の方が気楽に相談できることもあると思います。そんな時は、お気軽に私にもご連絡ください。ちょとだけ先輩ママの立場から、あなたと一緒に考えていければ嬉しいです。

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