サッカーの練習や試合は、天候に関係なく行われることが多いスポーツ。特に雨の日は、よほどの大雨でない限りは練習や試合が中止になることは少ないでしょうし、たとえ雪であってもちょっとくらいなら雪でも試合が行われます。
雨の日に傘もささずに遊ぶ経験はなかなかしませんし、慣れるまでは雨の中のサッカーを苦手とする子もいますが、慣れてしまうと雨の日のサッカーはテンションが上がるようですよ。
そうは言っても、雨の日のサッカーは晴れの日の持ち物とは違う部分もあります。子どもたちには、雨の日もしっかり対策をして、元気にサッカーをしてもらいたいですね。
この記事では、雨の日でもサッカーを頑張る子どもたちとその親御さんに向けて、雨の日のための持ち物リストをご紹介します。
雨の日のサッカー試合の持ち物【子供編】
大きめ厚めのビニール袋
雨で荷物が濡れるのを防ぐために、大きめの透明ゴミ袋をあると便利です。
大きさは70Lくらいで、厚めのビニール袋がおすすめです。
親が同行する低学年のうちは荷物も少なめですが、一人で移動することが増える高学年はサッカーの試合に行く時の荷物は多くなります。
サッカーのリュックって大きいですよね。チームリュックがある場合も、リュックは自由な場合もとくかく荷物は大きくなりがち。
そんな大きめの荷物も安心して入れられ雨の侵入を防ぐことができるのが70Lゴミ袋でした。 よく家庭で使われる45Lと比べるとかなり大きめですが、畳んでリュックのポケットに入れておけば邪魔になりません。
ちなみにビニール袋の厚みは0.05mmくらいあると破れにくくて安心です。ゴミ袋のパッケージに【特厚】【極圧】と書いてあることが多いです。うちの近所ではスーパーでは見かけませんが、ホームセンターにいくと必ずあります。
値段は普通のゴミ袋より高めで10枚入り500円近くしたりしますが、とにかく丈夫なので繰り返し使えます。
屋根がある場所や芝の上に荷物が置ければいいのですが、会場によってはコンクリートの上に雨ざらしで荷物を置く時もありますので、よく家庭で使う0.015mmくらいのゴミ袋だと穴が開いたり、なんだか荷物が湿っていたりすることもありました。リュックの中に着替えを入れた着替えがなんだか湿っていたり…。
厚手のビニール袋で雨の日の荷物管理もバッチリですよ。
大きめの厚手ゴミ袋は、雨の日に荷物を入れておくだけでなく、帰ってくる時は濡れた面をくるっと裏返して濡れたユニフォームを入れてきたり、晴れている日にレジャーシート代わりに使うこともできます。
帰宅したら干して、乾いたらまたリュックの中に入れています。
お店(スーパー)サイズのビニール袋
濡れた衣服や泥が付いたシューズを入れるために、ビニール袋は必須です。
荷物を入れていたビニール袋に入れてくるのでも大丈夫ですが、ゴミを入れたり何かと便利なので複数枚持っておくと便利です。
こちらも畳んでリュックにいれておけば、さほど邪魔になることはないと思います。
タオル&着替え(下着も!)
試合や練習が終わった後にすぐ着替えられるよう、乾いた衣服とタオルは必須です。体を拭いてから着替えることで、風邪を引くリスクも減らせますね。
雨の日のサッカーは下着までビッショリになることもありますので下着の替えも忘れずに!
下着を着替えるときに巻いて使えるサイズの、少し大きめスポーツタオルや小さめのバスタオルを持っていると安心できます。
車で台数制限なので、チームメイトの車に同乗させてもらう場合には、シートを汚さないように乾いたタオルなどをシートに敷いて乗る配慮もあるといいかもしれません。
上着(夏も忘れずに)
雨や風を防ぐために、上着も持っていきましょう。ピステがおすすめです。
夏であっても雨に濡れたあとに風があたると肌寒いこともありますので夏でもピステがあると便利です。
少しくらいの雨なら、ピステがちょっとしたレインコート替わりになったりしますよ。
サッカーをやるなら1枚持っているととても便利です。高学年になるとチームで揃えているチームが多いですが、低学年のうちは好きなデザインを着ていることも多いようです。わからない場合には、チームに確認してみてください。
ピステは薄くて軽いので、荷物の中に入れてもそんなに邪魔になりませんので、雨の日は持っていると安心です。
ピステは、頭からかぶるタイプのウインドブレーカーのようなものです。ファスナーがないので安全性が高く、肌寒い日は練習中に着ることもできます。
スポーツ用品店のサッカーコーナーに行くと、各メーカーがさまざまなデザインのピステを出しています。軽量で動きやすい素材のものを選びましょう。
帰り用の靴
行き帰りはスニーカーで移動し、試合や毎回試合や練習前にスパイクやトレーニングシューズに履き替えている場合には、特に必要ありませんが、行く時からトレーニングシューズを履いている場合には帰り用の靴やサンダルが必要です。
特に低学年はまだスパイクを履かないので、朝からトレシュー(トレーニングシューズ)を履いていくことも多いと思います。
そんな時、意外と忘れがちなのが帰り用の靴なんですよね。(忘れたことあり…)
雨の中サッカーをした後はスパイクやトレシューはビショビショになります。帰りの靴は必須アイテムです。
わが家の場合、上2人は電車移動なので行き帰りはスニーカーを履いています。車移動でスパイクを履くまでは、帰りはクロックスタイプのサンダルを履いていました。
スパイクを履くようになると、自然に移動はスニーカーになることが多くなりますが、それまでは帰りの履き物にも気をつけてくださいね。
雨の日のサッカー持ち物【親編】
大きめの傘
子供のサッカーに同行する際には、ゴルフ用など大きめの傘が便利です。
今は、ゴルフ用の傘は晴雨両用の大きめ傘が多いので、雨の日だけでなく夏の日差し対策にも使えて便利です。
長靴(濡れにくい)
子供のサッカーに同行すると、ただ見ているだけなのに靴が濡れます。
ピッチ外は水捌けが良くない会場などもありますので、長靴など防水加工の靴も持っていくと安心です。
私は、車運転時はスニーカー、外に出る時は長靴と分けています。ちょっと面倒ですが、快適にサッカーの応援ができます。
ポンチョ
親御さん自身も雨に濡れないように、ポンチョがあるといいですね。コートの近くで試合を応援する場合、大きめの傘だと邪魔になってしまうこともあるのでポンチョがあるといいですね。周りの方に気をつかわず、子どもたちのサポートに集中できます。
もちろんレインコートでも大丈夫。試合観戦だけであれば、サッと脱ぎ着できるポンチョの方が便利だと思います。ただ、お手伝いなどがある時は、レインコートの方が動きやすいかもしれませんね。
雨のサッカーに兄弟姉妹が同行する場合
兄弟姉妹、特に小さい子が同行する場合には、その準備も必要になります。
雨の日は肌寒い可能性がありますので、上着があると安心です。
また、傘だと濡れてしまうこともありますので、レインコートは用意しましょう。長靴も忘れずに。
特別な事情がなければ車の中で待機することも可能だと思います。私も下の子が小さい時には、よく車の中で待機していました。飽きてしまうので、ずっとという訳にはいきませんでしたが、車という安全地帯があるのは心強かったです。
車の台数制限があり車だしが必要な時も、積極的に車出しをすることで居場所の確保ができます。笑
車出しは大変ですが、メリットもありますね。
試合会場によっては、タープを持って行ったりもしていました。チームが用意したタープに兄弟も入って大丈夫な場合には、選手が使っていない時間に使わせていただくのもいいと思います。
もしチームでタープを用意していないようなら、小さい子が雨でも外でおもちゃで遊べるように防水タープや小さめの防水テントを用意しておくのもいいですね。テントの場合には、底面が汚れないようにブルーシートがあると更に安心です。
ただ、先ほども述べました『試合会場による』ので、設置が難しい状況もあることはご承知おきくださいね。
私は下の子が小さい時は、小さめのテントを常にトランクに積んでいました。当然いつも使えるというわけではありませんでしたが、何かと便利でした。小さい子は雨の日にテントに入っているだけで楽しいみたいで、時間がつぶせました。
車で行く場合には、タープやテントを積んでおくといいかもしません。
雨の日の試合で子どもは風邪をひかないの?
雨の中で試合をしていると、動いている間は体温も上がり、アドレナリンも出るので寒さを感じにくいことが多いです。
実際、子どもは雨の日のサッカーで風邪をひくことはあまりありません。
しかし、気をつけないといけないのはハーフタイムや試合後です。動かない時間帯に雨で濡れた体が急速に冷え、体温が下がってしまいます。そのため、濡れたままでいると風邪をひくリスクが高まります。
カゼを防ぐためにも練習や試合が終わったら、できるだけ早く着替えるようにしましょう。特に下着が濡れていたら、必ず乾いたものに替えることが重要です。
また、家に帰ったらすぐにお風呂で体を温めることで、風邪をひく可能性を大幅に減らせます。子どもの体調管理をしっかりと行い、雨の日でも安心してサッカーを楽しんでもらいましょう。
まとめ
雨の日のサッカーを快適に過ごすためには、晴れの日とは違う事前の準備が大切です。
子どもたちには、大判のごみ袋、濡れた衣服を入れるビニール袋や、乾いた着替え、タオル、ピステなど用意しておくと安心です。
また、親御さん自身もポンチョやレインコート、大きめの傘などを準備しておくことで、サポートに集中できますね。
さらに、試合後の体温管理が大切です。練習や試合が終わったらすぐに着替え、家に帰ったらお風呂で体を温めることで、風邪をひくリスクを大幅に減らすことができます。雨の日も万全の対策をして、サッカーを楽しんでください。