なかなか疲労が抜けない時ってありますよね。(わが家の息子も試合やスクール、セレクションが続いて疲労がたまり気味でバテてます…)
「体のケアは食事から!」ということで、効果的に疲労回復できる豚肉のマリネソテーを作りました。
『豚のマリネソテー』のレシピ
今回は疲労回復メニューとして、豚のマリネソテーをメインにした献立にしてみました。実は、あえてマリネ風にしたのですが、その理由はレシピのあとで。(ぜひ理由も最後まで読んでいただけると嬉しいです。科学的根拠アリです。笑)
*調理時間20分
材料(2人分)
- お好みのドレッシング(今回は和風ドレッシング)…大さじ2
- ハーブソルト …少々
- レモン汁 …小さじ1
- 豚肉(生姜焼き用ロース薄切り) …300g程度
- 玉ねぎ…1/4
- ミニトマト …10個くらい
- オリーブオイル …適量
作り方
- Aの材料を混ぜ合わせ、その中にスライスした玉ねぎと豚肉を漬け込み10分置く。
- フライパンにオリーブオイルをひき、漬け込んだ豚肉を両面しっかり焼いて、一度皿にあげておく。
- 豚肉を焼いたフライパンに漬け込みだれにつけておいた玉ねぎを炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら、残りのタレを入れて1分炒める。最後にミニトマトを入れて更に炒め、お好みのトマトの固さになったら出来上がり。(うちの子供達はトマトが苦手なので、結構じっくりと火を入れます。)
今日の献立
- 豚のマリネソテー
- 温野菜
- ゆで卵
- 麻婆豆腐
- きのこ汁
- ごはん
きのこ汁には舞茸、しめじ、しいたけを使いました。舞茸やしいたけには免疫力をアップさせたりカルシウムの吸収をよくするビタミンDが豊富に含まれています。しめじにはビタミンDの他、必須アミノ酸なども含まれているので、きのこも疲労回復には役立つ食材です。ビタミンDには筋肉の働きをよくする効果もありますので、体が重く感じる方には特におすすめです。
疲労には豚肉がGOOD
体の疲れを感じたら、豚肉を食べるようにするといいですね。豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1がたっぷりと含まれています。疲労を感じた時のメインは豚肉に決まりです。
スーパーに行くと生姜焼き用の豚ロースが安い。「生姜焼き!?」と行きたいところですが、今回のテーマは疲労回復。生姜焼きに待ったをかけ、より疲労回復に適したメニューを考えました。
豚肉を多く食べるだけでは疲労回復に逆効果!?
「豚肉すごいじゃん!いっぱい食べてじゃんじゃん疲労回復だ〜!」と、単純にはいきません。豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1は多く含まれていますが、豚肉を食べることでピルビン酸という物質が増えます。このピルビン酸が曲者で、なんと疲れの元凶です。
ただ豚肉を食べるだけでは、疲労回復どころか疲労を増幅させてしまうこともあるので注意が必要です。
ピルビン酸を体内に増やさずに豚肉のイイトコ取りするには”クエン酸”を一緒に取るのがポイントになります。クエン酸は疲労物質であるピルビン酸をクエン酸に変えてくれるので、豚肉のイイトコ取りを可能にしてくれます。
疲労回復のために豚肉を食べる時には、今回ご紹介したようにマリネソテーにしたり、ソテーやとんかつにレモンの絞り汁をかけたり、甘酢あんにするなどして、クエン酸を一緒に取るよう心がけたいですね。
玉ねぎを一緒に食べると更にGOOD
豚肉にはクエン酸。そして更に一緒に食べたいのがにんにくや玉ねぎ、ネギです。にんにく、玉ねぎ、ネギなどには”アリシン”という成分が含まれており、ビタミンB1とくっつくとブドウ糖からエネルギーを作り出すのを助ける働きや、疲労回復の働きがあります。
ビタミンB1を取る時には、クエン酸とアリシンを一緒に取るのが疲労回復には欠かせません。
ここで最初のレシピの話に戻りますが、今回作った『豚肉のマリネソテー』は豚肉のビタミンB1、ドレッシングの中の酢&レモン汁でクエン酸、玉ねぎでアリシンを摂ることができます。