
Jリーガーも愛用するサッカー用靴下のタビオ。ユニフォームのソックスを切るなど、ちょっと履き方にクセのあるサッカー用靴下でもあります。その分機能は凄まじいのですが、ちゃんと履かなきゃ威力も半減。特に小中学生がタビオを履く時には、最初は履き方もしっかりと確認してあげたいものです。
タビオの履き方写真入りで詳しくご紹介します。
タビオの履き方
既存のソックスと同じ色のタビオを用意
ユニフォームのソックスと同色のタビオを用意します。
全く同じ色というのは難しいので、「同じような色」なら大丈夫です。同じレッドという名前でも、メーカーによって色は微妙に異なりますので仕方がありません。
”白単色のソックスなのに緑のタビオを履いている”などのような違和感がなければOKです。チームによるかもしれませんが、息子のチームでは練習ならソックスとタビオの色が違っても大丈夫です。
タビオに足を入れる
いよいよタビオを履きます。
普通のソックスを履くようにタビオに足をいれ、足の指1本1本が付け根まで入るようにします。指の間を上から押すようにして、しっかり履けているか確かめます。
子供は足の指がしっかり奥まで入っていないこともありますので、最初は確認してあげるといいと思います。
なるべく足の指にたるみがなくなるように丁寧に伸ばしていきます。タビオのメリットを最大限に生かすためには、足指部分がしっかり履けることが大切です。タビオは足指部分がマチが作ってあるので、上手に履けば指先までタビオが来る構造になってます。
*滑り止めバンドを使う場合には、ここでバンドを、足首辺りまで上げておき、半分にあっておくと後がラクです。
既存のソックスを履く
レッグウォーマーのように切った既存のソックスを、足首部分がタビオに重なるように履きます。
バンドやテーピングで止める
タビオとソックスを滑り止めバンドやテーピングで止めます。バンドやテーピングもソックスと同じような色を選ぶようにします。
カラーテーピングは店舗ではなかなか欲しい色が見つからなかったので、ネットで購入しました。タビオ専用のバンドは品切れの色も多いので、ショップで入荷連絡が入るようにしておくと便利です。
↑このシリーズ、色も豊富で比較的薄いのでテーピングも硬すぎず、タビオ固定用にはなかなか良かったです。
テーピングを巻く時に強く巻きすぎてしまうと、足首が固定されてしまいプレーしにくくなってしまいます。タビオを履いてテーピングを巻く時には、つま先を天井に立てた状態でテーピングを巻くと、プレー中に足首を圧迫しにくくなります。
ケガの時のテーピングとは違うので、ギュッと強く巻きすぎないようにするのもポイントです。
【下準備】ソックスの切り方
タビオを購入してちょっと困ったのは、ソックスの切り方を教えてもらえないことでした。
やってみればただ単に切るだけ!なのですが…”ソックスを切る”と言われても、まだ使えるソックスを切るなんて大胆な行動はしたことがないので、ケチ主婦の私にはハードルの高い作業でした。失敗は許されませんからね…。

今までのサッカーソックスとは違う新しい履き方のソックスなので、てっきり公式サイトで購入すると説明書などが付いてくるのかと思っていたのですが、なかったのは残念でした。
ソックスのくるぶし辺りを切る
今お使いのサッカー用ソックスやユニフォームのソックスを用意して、くるぶし辺りをジョキジョキ切っていきます。最初はドキドキしますが、そこは大胆に!
うちの子の場合、ソックスが小さくなったタイミングでタビオを購入したのですね部分を長めに残しましたが、残す長さはお好みで調節してください。
「長さとは良くわかならいし…」
という時には、とりあえずソックスの残す部分を長めに残しておくのがオススメです。長い分には上に上げたり、更に切ったり工夫できますが、短く切り過ぎてしまうとどうにも修復できませんので最初は慎重めに長めに残すようにします。
サッカーソックスの切り方や切る長さに決まりはありません。
タビオとソックスが重なるように履けて、テーピングやバンドを付けてもプレーの邪魔になりにくい長さがベストです。
足の作りは人それぞれなので、ベストな位置も人それぞれです。プロの足元を見ても、テーピングの位置がみんな微妙に違います。
ちょっと面倒ですが、テーピングやバンドまで巻いて長さを調節していくのがいいですね。
一度慣れてしまえば、次回からは感覚的に切る位置がわかります。面倒なのは最初だけなので、最初だけは慎重に長さ調節しましょう。
切ったソックスの端の処理
切ったソックスは、そのままでは切り口がボロボロになってしまいます。そこで、切り口の処理をしておきます。
火であぶる
1つ目の方法は切り方を火であぶっておく方法です。
あまり火を近づけすぎてしまうと、ソックスが黒くこげてしまうので注意が必要です。お子さんのソックスの場合は、ここは親が手伝ってあげるといいかもしれません。
注意
タビオバンドなどの滑り止めバンドわ使わずテーピングで止める場合には、せっかく火であぶった部分がテーピングに貼り付いて取れてしまうこともあります。
わが家は5回使用と洗濯を繰り返した所で、最初に炙っておいた部分が取れてボロボロになってしまいました。
洗濯の度に、切り口の処理が取れていないか確認しておくと安心です。
端を縫っておく
火であぶるよりも確実なのが糸で縫っておく方法です。かがり縫いでOKです。
私は結局ソックスの切り口を縫ったのですが、一度縫っておけば使用と洗濯を繰り返してもほつれないので、できれば縫っておくのがおすすめです。
ちょっと時間があればブランケットステッチ(巻きかがり縫い)で縫っておけば、更にほつれにくくなります。(一足目はテキトーにかがり縫いしただけですが、毎日洗濯していても解れれていません。)
糸は100円ショップに行くとたくさんのカラー色がセットになって売っていますので、ソックスの色に近いカラーの糸を選べばほとんど目立ちません。刺繍糸と刺繍針を使って縫えば、更にほつれ知らずです。
【追伸】
ソックスの切り口のほつれ防止のために、テーピングでの固定からタビオバンドの固定に変えました。
テーピングよりもソックスへの負担が少なくて、ソックスの持ちも良くなりそうです。
まとめ
タビオは履き方やソックスの切り方が難しそうというイメージもありますが、実際にやってみると履き方も難しくありませんし、ソックスの切り方も結構アバウトで大丈夫です。
ソックスの切り口の保護は縫った方が丈夫です。より切り口をほつれにくく、そしてタビオを履く時間短縮のためにはタビオバンドを使うと便利です。tabioバンドは1000円(税抜)と決して安くはありませんが、洗って何度も使えるので、カラーテーピングを買い続けるよりはコストパフォーマンスがいいのでオススメです。
シリコンラバーが付いているので、履いていてタビオがズレることもないので、
- テーピングが面倒
- ソックスの切り口を縫うのは面倒
という方は、タビオバンドを検討されるのも1つの方法だと思います。ちょっと高いですが、後々のことを考えるとやっぱり便利です。
普通のソックスに比べてちょっと手の掛かるタビオですが、それだけの手間をかけても得られるメリットは捨てられないから不思議です。
息子のタビオ絶賛の声を聞くと、母もソックス縫い&出費は涙を飲みます。
あぁ、節約しなくては…(;_;)