新しいサッカーのトレシューやスパイクを買ってルンルン、でもちょっと靴紐が長いみたい…そんなことありますよね。
今回は、靴紐の長さを簡単にカスタマイズする方法をご紹介します。
サッカースパイクの靴紐が長いときの対処法
結び方を変える
何も道具を使わず、すぐに長さを調整できる方法としては結び方を変えるのが一番簡単な方法です。
急ぎで靴紐の長さを調整するには適していますが、あくまで応急処置的なイメージです。
靴紐を二重に結ぶ
少しだけ靴紐が長いときには、二重に結べばちょうど良くなります。
紐が解けにくくなるメリットも。
靴紐を靴のサイドに回してから結ぶ
かなり長めの靴紐の場合には、靴紐を靴のサイドと靴裏を通してから結ぶ方法もあります。
靴裏を通すため靴紐は汚れますが、サイドのホールド感が増すというメリットはあります。
サイドに靴紐が来るため、ボールタッチの感覚が変わってしまうのが難点です。中上級者には向きません。
靴紐が長いと感じる時は、次にご紹介する靴紐を短くしてしまう方法がベストです。
靴紐を短くする
靴紐を何重にも結ぶと長さが調整できたり、靴紐がほどけにくくなる反面、プレーの質が落ちます。そのため、できれば靴紐を短くしてしまうのがオススメです。
靴紐をただハサミでチョキっと切ってしまうと、先のプラスチック部分がなくなってしまい、先端がボザボさになってしまいます。見た目が悪いだけではなく、靴に靴紐が通しにくくなってしまいますので、靴紐を短くする際にはちょっと道具を使います。
簡単!靴紐を短くする方法
自宅で簡単にスパイクやトレシューの靴紐を短くする方法をご紹介します。
道具
- 熱収縮チューブ(靴紐の直径に合う物 今回は直径3mm使用)
- ハサミ
- 定規
- チャッカマンやライター
やり方
-
- 熱収縮チューブを定規で測り約2cmに切る
(お好みで長さを変えてOKです) - 靴紐に切った熱収縮チューブを通し、靴紐を切りたい所に合わせる
靴紐を切る前にチューブを通すのがポイント! - 収縮チューブをチャッカマンやライターの火であぶる
あぶり過ぎに注意です!あぶり過ぎると焦げます。チューブが収縮しているのを見極めるのがコツです。 - 両方の紐を靴から外し靴紐の長さを揃え、左右同じ長さになるようにチューブを付け、反対側と同じようにチューブを熱する
- 熱収縮チューブを定規で測り約2cmに切る
では早速やってみます。
熱収縮チューブを2cmくらいに切ります。
収縮チューブを付けたい部分に通します。
収縮チューブをチャッカマンやライターで熱します。実際には手で持って熱しました。熱するとチューブはとても熱くなりますので、火傷に注意です。
チューブが収縮したら、靴紐を切ります。チューブの収縮が弱いとチューブが抜けてしまいますので、しっかり熱します。
完成です。長かったスパイクの靴紐をちょうどいい長さに切る事ができました。
娘は不器用なので短いと靴紐を結ぶ事ができない為この長さですが、もう少し短くしても良さそうですね。
本来は専用のヒートガンなどで熱を加えるようですが、そんなにたくさん使うわけではないので、チャッカマンやライターで熱しています。ハンダごてでも可です。ハンダごてを使う場合は、先端ではなく根本の部分で熱するようにしないと焦げてしまいます。
時間をかければドライヤーでも可能ですが、時間もかかりますしドライヤーに負担もかかります。
※チャッカマンやライターを使う時は、手の火傷や靴紐が燃えないように気をつけてください。
熱湯に浸すことでも収縮させることができました。
焦げる心配がないので安心ですし、一瞬で収縮するので最近は熱湯を使っています。ライターなどであぶるのに不安がある方は熱湯に浸してみてください。
※熱湯でのヤケドにも注意してください。
熱収縮チューブは、ホームセンターの配線コーナーの結束バンドの側に売ってました。400円くらい。(なかったらお店の方に聞いてみてください)
ネットで靴紐用の収縮チューブも売っていますが値段がちょっと高いです。結局は同じものなので、安価な配線工事用のチューブで十分です。わが家では工事用の熱収縮チューブを使用していますが、特に不便は感じていません。
好みの直径の熱収縮チューブを探すには、ネットの方が確実かもしれません。送料がちょっとかかるのがネックですけど、チューブ事態は安く買えます。
うちの近所のホームセンターでは、サイズ展開が少なかったです。
靴紐のプラスチック部分は、激しいプレーをしていても割れてしまうことのある部分です。
私もこの方法を知るまでは、プラスチック部分が割れてしまうと靴紐の寿命だと思い、新しい靴紐に買い換えていました。(もったいない…)
熱収縮チューブがあれば、靴紐を自分仕様にカスタマイズできるだけなく、靴紐を長く使えるので経済的です。
ヒートガンが最高でした
【2021/02/22追記】
熱収縮チューブをしっかり熱したはずなのに、シューズを何度も使っているうちに熱収縮チューブが取れてしまう事件が多発しました。
そこで、とうとうAmazonでヒートガンを購入。
1,000円ちょっとで購入した外国製のヒートガンでも、しっかり収縮させることができました^^
子供と引っ張りっこしてもチューブは抜けません。
やっと完璧に紐の長さを変えることに成功しました。最初からヒートガンを買えばよかったなぁと反省しています。
(道具って大切ですね…)
私はDIYとかやらないのでヒートガンを購入したらもったいないと思っていたのですが、スパイクやトレシューを変える度に使ってますので、ムダ使いではなかったと感じています。
何より収縮チューブが取れてしまい面倒な作業を繰り返す必要がなくなったので、気持ちがラクです。
ぜひ、あなたには熱収縮チューブと一緒にヒートガンを使うことをオススメします。
紐を短くする時の注意点
熱収縮チューブは、靴紐に最初に付いていたプラスチックよりも柔らかいことがあります。
通常のスパイクやトレシューでは、問題なく紐通しできましたが、ハイカットのスパイクは注意が必要です。
ハイカットタイプのスパイクやトレシューの中には、紐通しの穴が1カ所に2つある物があります。穴が2つあるタイプのスパイクは紐が通しにくいので、収縮チューブでは紐を通しにくい場合があります。
その場合は、左右両方とも紐を外さない状態で紐の長さを調節すると作業しやすいです。
洗う時に紐を外す時も慎重に外すようにしてください。
スパイクの靴紐が長さはプレーに影響する!?
多くのプロサッカー選手が靴紐の長さにこだわっているそうです。
私が靴紐の長さが大切だと知ったのは、日本人初のパリサンジェルマンのユース入団で話題となった畠山拓海選手のお父さまが、YouTubeで畠山選手の靴紐について話されていたことがきっかけでした。
畠山選手は、ボールコントロールの質が落ちるので、靴紐は二重結びして履かないそうです。
写真を見ると靴紐が少し短く感じられるかもしれませんが、靴紐が長いとボールの回転などに影響を与えてしまうので靴紐は二重にはしません。
結んだら靴紐の中に入れてしまえば試合中に解けることもありません。一度やってみるとプレーのしやすさに感激するそうです。(息子談)
固結びして紐を中に入れると足が痛くなるようですが、一重なら結び目が小さいので中に入れても足が痛くなりません。
まとめ
靴紐が解ける原因の1つは、靴紐が長すぎることです。
靴紐が長いとそれだけ自分で靴紐を踏んだり、相手選手に踏まれたりすることが増えます。踏まれない長さにしてしまえば、靴紐は解けにくくなります。
ただし、靴紐を短くし過ぎて結べなくならないように注意してくださいね。
(これ、息子がやらかしました…苦笑)
サッカーのプレーにこだわりだすと、靴紐の長さでプレーのしやすさが変わります。
スパイクやトレシューのデザインや履き心地にこだわるように、靴紐の長さにもこだわってみてはいかがでしょうか?