
サッカー用スパイクやトレーニングシューズ(トレシュー)を履いたときに「小指が痛い!」と感じたことはありませんか?
新品のシューズは特に硬く、横幅が狭いと痛みが生じやすいものです。そのまま我慢して履き続けると、パフォーマンスの低下や足の成長に悪影響を及ぼすこともあります。
今回は、小指の痛みを軽減するためのシューズ調整法と、足に合ったスパイク・トレシューの選び方について詳しく解説します。
小指が痛くなる原因は?
小指の痛みが起こる主な原因は以下の3つです。
① スパイクやトレシューの横幅が狭い
サッカーシューズはランニングシューズよりも細身のデザインが多いので、足幅が広めの人は特に圧迫を感じやすいです。
②シューズの形が足になじんでいない
新品のシューズは硬く、足にフィットしていない可能性が高いです。使い込むことでなじんできますが、それまでの期間が痛みの原因になります。
痛くて馴染むまで履けない場合もありますよね。
③ 小指が当たる部分に圧力がかかる設計になっている
足のアーチが崩れていると、靴の一部に過度な負担がかかります。特に内側の形が合っていないと、小指が圧迫されやすいです。
すぐにできる!小指の痛みを軽減する3つの方法
① シューズを揉んで形を作る

新品のシューズは硬いため、まずは手でシューズを揉んで形を整えます。
新しいシューズを買ったらそのまま履くことが多いと思いますが、まずは形を作ってあげることが大切です。小指が痛くなる場合には、この作業が足りていないことが多いです。
【やり方】
- 内側と外側を軽く揉む(特に内側をしっかりと)
- 1〜2分ほど揉んで形を整えたら、実際に履いてみる
小指が痛いと外側を伸ばそうとしがちですが、内側の形を整えるのがポイント!

シューズの内側と外側を軽く揉むだけです。うちの息子はちょっと足が広めなので、内側を1分くらい、外側を30秒くらい揉みます。ポイントは内側をよく揉むことですよ〜。
購入したてのシューズは、内側が足の方に倒れ気味になっていることが多いです。このままでは足の小指が痛くなりやすいので、内側の部分をちょっと外側に押し出すような形で揉みます。
小指が痛いと外側(小指側)を伸ばそうとしがちですが、まずは内側の形を整えてみてください。
*つま先とかかとは揉みません。
② シューズストレッチャーで横幅を広げる

シューズを揉んでも小指の痛みが取れない場合には、シューズストレッチャーを使ってシューズの形を足の形に補正していきます。
【使い方】
- シューズストレッチャーをシューズの中にセットする
- 小指が当たる部分にピンポイントで広げるためのダボ(突起)をつけ、シューストレッチャーを広げる
- ストレッチャーをセットし、24時間~48時間放置
*必ず靴の中にシューストレッチャーを入れてからストレッチャーの幅を広げます。何もないところでシューストレッチャーを広げ過ぎると壊れます…

これだけでシューズの横幅が広がり、小指の圧迫感が軽減されます!
シューズストレッチャーはネットで2,000円くらいで購入できます。もっと高い物もありますが、このくらいの価格帯のもので十分使えています。

シューズストレッチャーにはプラスチック製と木製がありますが、私は木製を使っています。
理由は以前プラスチック製のシューズストレッチャーを壊したことがあるからです…。私の使い方が良くなかったことは大前提なのですが、プラスチック製の方が力を入れた時に割れやすいのかなぁと思います。
木製のシューズストレッチャーのメリットは割れにくいことですが、デメリットは使っているうちに木屑が出る可能性があることです。
使用後に掃除機で木屑を吸い取れば問題ない範囲ですし、私は木製のシューズストレッチャーを使っています。子供も使うので、壊れにくいのが一番!

シューストレッチャーで小指部分を広げたら、小指が痛くなくなったよ!

足が痛いと言ってたし、新しいスパイクを買ってあげないとかなぁと思ってたけれど、シューストレッチャーのおかげでまだまだ使えそう!お財布にも優しくて嬉しい。
③ シューキーパーで形をキープする

シューズを履いた後、そのまま放置すると湿気や型崩れの原因に…。シューキーパーを使うことで、シューズの形を維持しながら、しっかり乾燥させることができます。
【使い方】
- スパイクやトレシューを履いた後は、シューズの中に消臭スプレーを吹き付ける
- シューキーパーを入れて形を整える
- 風通しの良い場所で乾燥させる

型崩れを防ぐことで、長く快適に履き続けられます。
スパイクやトレシューを履いた後は、シューキーパーを使ってシューズを休ませてあげてください。
履いた後のスパイクは汗でムレムレの状態。もし、そのままシューズケースやシューズ袋に入れてリュックの中に放置なんてしたら、あっという間にシューズの形が崩れてしまいます。
シューズの形の崩れは足の痛みに繋がることも多いので、スパイクやトレシューを使用したら帰宅後にシューキーパーを使って形を整える習慣をつけておくと、シューズの持ちもよくなります。
先ほどご紹介したシューストレッチャーは、シューキーパーとしても使えますので1つ持っていると重宝します。
わが家では、サッカーから帰ってきたら手を洗う次にスパイクやトレシューを玄関に出し、シューズの中に消臭スプレーを吹き付けて、シューキーパーを入れて乾かしています。
最初は面倒なんですよね、この作業…。でも、慣れるとコンディションのいいシューズでプレーできる方にメリットを感じるようです。スパイクやトレシューの臭いにも悩まされなくなって、親も大助かりです。
【Q&A】スパイクやトレシューで小指が痛い時のよくある質問
Q1:スパイクのサイズは大きめを選んだ方がいいの?

基本的にはジャストサイズがおすすめです!
サイズが大きすぎると、プレー中に足がブレてしまい、怪我のリスクが高まります。
ただし、足幅が広めの人はワイドモデルを選ぶことで、圧迫感を減らせますので試してみてください。
Q2:シューズストレッチャーを使うと靴が伸びすぎない?

正しく使えば、伸びすぎることはありません。
ストレッチャーを使う際は、1日ごとに確認しながら少しずつ調整するのがポイントです。
一気に広げすぎると、靴のフィット感が損なわれることがあるので注意しましょう!
Q3:スパイクの横幅が合わないと、どんな影響があるの?

足の痛みだけでなく、プレーの質にも影響します!
- 小指や親指の痛みが続くと、無意識に力を抜いてしまい、プレーの安定感が低下。
- 圧迫が強いと血流が悪くなり、疲れやすくなる。
- 痛みをかばうことで、走り方や踏ん張り方が変わり、怪我のリスクが上がる。
などの影響がでることもあります。
Q4:シューキーパーは必ず使ったほうがいい?

使ったほうがシューズの持ちが良くなります!
スパイクやトレシューは、履いた後に湿気を吸って型崩れしやすいです。
シューキーパーを入れることで、形をキープし、快適な履き心地が長持ちしますよ。
Q5:どんなスパイクを選ぶと、小指が痛くなりにくい?

足幅に合ったワイドモデルを選ぶのがポイント!
また、天然皮革のスパイクは履いているうちに足になじみやすいので、小指の痛みが出にくいです。
履き心地を優先するなら、履き始めから柔らかい素材を選ぶと◎
【まとめ】シューズの調整で快適にプレーしよう!
スパイクやトレシューで小指が痛くなったら…
- シューズの形を整える(揉む・ストレッチャー・シューキーパー)
- 新しく買うときは、ワイドタイプや柔らかい素材を選ぶ
- 購入時にフィット感をしっかり確認!
これらの対策を試せば、小指の痛みを軽減し、快適にサッカーをプレーできますね。靴の基本は、足の形に合わせて履くことです。
本当はプロのシューフィッターさんに見てもらってスパイクやトレシューを購入し、調整してもらうのが理想ですが、専門のシューフィッターさんが在籍しているショップは少ないと思います。
でも、自宅で簡単にスパイクの幅を調整することは可能です。
とっても簡単なので、お手持ちのスパイクやトレシューを諦める前にぜひお試しください^

お子さんのパフォーマンスアップには、「食事の工夫」や「メンタルの安定」も重要です。
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