きな粉バナナ蒸しパンは糖質とタンパク質を摂ることができ、子供のおやつやスポーツの試合に持たせるのにピッタリな蒸しパンです。

サッカーボールフライパンで簡単!きな粉バナナ蒸しパンのレシピ

それでは早速きな粉バナナ蒸しパンの作り方をご紹介します。蒸し器を使わないので、作り方はとっても簡単です。

きな粉バナナ蒸しパンの材料(9cmシリコンカップ6個分)
  • ホットケーキミックス 1袋(今回は200gを使用)
  • 卵 1個
  • 牛乳 200cc(ホットケーキミックスと同量)
  • きな粉 30g
  • バナナ 中1本
  1. ボールにホットケーキミックス、牛乳、卵、きな粉を入れて混ぜます。この時菜箸で中心から外側に向かってぐるぐると混ぜて行くとダマになりにくいです。
  2. フライパンの1/4くらいまで水を入れてお湯を沸かす。フライパンの蓋に手ぬぐいなどを巻いておく。
  3. シリコンカップの半分くらいまで1の生地を流し込みます。
  4. バナナを輪切りにカットし、生地の上に広げる。
  5. フライパンのお湯が沸いたら、生地を入れたシリコンカップを入れて蓋をして蒸す。蒸し時間は弱火で12分くらいです。ようじを刺して生地が付かなけれな出来上がりです。

バナナは生地の中に入れても美味しいです。上に乗せた方がバナナの甘みを感じやすいので、甘めが好きなお子さんの場合には、バナナは上の乗せた方がいいかもしれません。見た目も可愛いです。

サッカーボールきな粉バナナ蒸しパンの栄養は?

厚生労働省の日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参考にして、『きな粉バナナ蒸しパン』の栄養成分を調べてみました。

きな粉バナナ蒸しパン(1個あたり)の栄養成分
  • エネルギー 192kcal
  • たんぱく質 6.6g
  • 脂質 4.0g
  • 炭水化物 39.1g
  • 食塩相当量 0.6g
  • アルギニン 0.41g

 

通常の栄養成分表示にはアルギニンは入っていませんが、あえてアルギニンを入れています。その理由は、アルギニンは子供の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸の一種だからです。

「子供の身長を伸ばすにはカルシウム!」というイメージがありますが、最近ではカルシウムだけではなくアルギニンの摂取が大切だとわかっています。そのため、成長系のサプリメントやドリンクにはアルギニンが多く含まれています。

サッカーをする上でも体は大きい方が有利ですので、できる限り食事からもアルギニンを摂れるようにとアルギニンの計算もしています。

ちなみに身長を伸ばしたい15才以下の子供が、1日に摂りたいアルギニンの量は4g以下です。具体的には2g〜4g程度と言われています。子供があまり多くのアルギニンを摂取するのは推奨されていませんので、1日あたり4g以下に抑えます。

そうは言っても、相当意識しないと4gってなかなか越えません。通常の食事では2g程度です。アルギニンはアミノ酸なので、たんぱく質を摂る食事を意識すると摂りやすいです。

話は戻って『きな粉バナナ蒸しパン』の話になりますが、きな粉とバナナ、牛乳を使っているので、1つ食べればアルギニンも0.4gも摂取できます。

脂質も市販品の半分以下

また、試合のためのエネルギーとなる炭水化物も39.1g摂れるので、おにぎり1つと同じくらいの炭水化物を摂ることができます。バナナの糖も入っており、1つで色々な種類の糖質が摂取できるため時間差でエネルギーに変わり、持久力を保つことも期待できます

スーパーで売っている菓子パンの蒸しパンも良さそうですが、実は菓子パンとして売られている蒸しパンは脂質も多いです。蒸しパン1つに10g以上の脂質が入っていることもしばしば。『きな粉蒸しパン』なら脂質も半分以下に抑えられますので、食べた後に脂質が胃の中に残って体が重くなってしまうということも防げます。

ホットケーキミックスを使って簡単に作れるのに、市販品よりも栄養価が高くて子供は甘い物が食べられて喜ぶので、我が家では『きな粉バナナ蒸しパン』は試合のお供になっています。