小学生の子供のサッカーを見ていると、
「えっ!なんで動かないの?
なんでできないんだろう?」
とヤキモキすることってありますよね(^^;;
そんなとき多くの方が取られる方法としては、サッカーの練習量が足りないから練習させるという方法です。
解決方法としては、確かに練習あるのみ。
でも、もっと簡単にそして根本的なことを教えてあげることで子供のプレーはグッと良くなる秘策があります。
結論から言うと、
・1対1のディフェンスではボールを見る
・腰から身体を入れる
・ボールの位置は常に把握
・試合中は味方とは距離を意識する
これだけです。
めちゃくちゃ簡単で基礎のように思われがちですが、意外と知らない子が多いんです。だから、心がけるだけでちょっと上手になれちゃいます。
それでは、具体的な方法をご紹介しますね。
すぐにサッカーが上達する秘策
1対1のディフェンスではボールを見る
『サッカーが上手い子はボールを見ない』と言われます。確かに上手な子は、自分がボールを持っている時はボールを見ずに、周りを見ていますね。ディフェンスのときも、相手の選手がどこにいるか常に周りの状況を見ているものです。
でも、1対1は別です。
ドリブルでボールを持っている相手を自分がどうしても止めなくてはならない時は、ボールだけ見ていれば相手を止めることができます。
フェイントって、なぜ引っかかると思いますか?
身体の動きや重心をズラすことで、相手に自分の動きを予測させ、その予測と反する行動をするからフェイントに引っかかってしまうのですね。ボールは全く動いていないのに、相手の動きに合わせて身体が反応してしまうのはこのせいです。
では、ボールだけ見ている場合にはどうでしょうか?
相手がフェイントをかけようが、ターンをしようが、ボールの位置は常にわかります。なんなら、相手が重心をズラしてくれた時や、ボールを動かさずにフェイントをしてくれた時はボールを奪うチャンス!
相手の動きに騙されなくなると、すっごく楽にディフェンスができます。相手の動きを気にせず、相手とボールの間に自分の身体を入れれば、ボールは奪取できちゃいます。
ボールを見ていればいいので、周りを見るよりもずっと簡単です。
サッカーをはじめたばかりの子でもできちゃいますよ。
1対1はボールを見ることは、強豪校などでも教えられる技術です。でも、理屈は簡単なので、小学生のうちから実践してみると得意が増えるはずです。
腰から身体を入れる
またまたディフェンスのテクニックです。華麗にシュートを決める方法を知りたかった方、ごめんなさい。オフェンスよりもディフェンスの方が、ちょっとしたテクニックを知っているかどうかだけで上達が早いので、私はまずは子ども達にディフェンスで自信を持たせるようにしています。
足が速い子と対峙するとき、止めようとしてついつい手が先に伸びてしまう子を見かけます。うちの子もこのタイプでした。「止めたい!」という強い気持ちは素敵です。見ていて「良いガッツだね!」と感じますが、やっぱりちょっと勿体無い…。
相手を止めてボールを奪う時には、まず相手とボールの間に自分の腰を入れます。その後に腕で相手を自分の背中に持っていくイメージで腕を出すと、もう相手は前には出られません。確実にボールも奪えます。
足の速い相手なら、相手がスピードに乗る前にこの方法で身体を入れてしまえば、相手の長所を消すことができますね。
一見テクニックが必要そうですが、やってみると意外と簡単なんです。必要なのは、最初の度胸だけです。
前に動いている相手の前に身体を入れるって、子供にとっては恐怖感があります。でも、一度成功すると「あっ!こんなに簡単なことなんだ」とわかってもらえると思います。
前述した1対1の動きと合わせて使えば、ディフェンスが得意分野になり、自信につながるはずです。うちの末っ子にこの方法を教えてから、2学年上の子たちにもディフェンスでは負けていません。
身体が小さくたって力がなくたって関係ないんです⭐︎自慢とかではなく、本当に知っているだけで誰でもできる方法です。ぜひ、使ってみてくださいね。
ボールの位置は常に把握
サッカーがなかなか上達しない場合、ボールから目を離す時間が長いということも考えられます。特に低学年くらいの子の試合を見ていると感じるのですが、ゴールキックの時などに後ろにさがることに一生懸命になってしまい、ボールを見ていない子を目にします。
気づいたらプレーがはじまっていた!という状況では、遅れをとってしまうことを言うまでもありません。
周りの状況を確認することや、いいポジション取りはとても大切なことですが、同時にボールの位置はいつでも把握できるように気を配ることを意識させてあげることも必要です。
味方との距離を意識する
小学生年代だと、サッカーのプレー中に、味方同士で固まってしまい、相手が攻めやすいスペースを作ってしまった…なんてこともよくあります。スローインやゴールキックなどの時にも、同じのような場面を見かけます。
先日、高校生の試合を見ていたら、コーナーキックの時にニアに固まっていてファーに人がいないという場面がありました。チャンスを作るためには、相手の位置と同様に味方との位置関係も大切です。
味方とあまりにも近づき過ぎていないか、味方とどのような位置関係いればチャンスがつくれるかも、小学生のうちから常に意識していることで上達は早くなります。相手は見ていても、見方の位置を把握していない子って意外と多いので、意識するだけで一歩先にいくことができます。
最初から練習漬けは逆効果になることも
練習、練習!!と言われ続けると、子供は嫌になってしまいます。どんなにサッカーが大好きな子であっても、強制された練習が大好きという子は少ないのではないでしょうか?
大人だって無理矢理やらされる仕事より、自ら進んでやる仕事の方がはかどりますよね。子供に限らず、人間の脳は楽しいから楽しいからもっと練習したい!となるものです。
できる
↓
自信がつく
↓
もっと練習したくなる
この流れを意識することで、子供はサッカーがどんどん上手になっていくことは間違いありません。
(これは言い切れます!(*⁰▿⁰*))
まずは、自信をつけてあげることを第一ステップにすると、自ら進んで練習するようになります。これはサッカーだけでなく、勉強でも同じことが言えると思います。
まとめ
今回は、意識するだけでサッカーが上達する方法をご紹介しました。
・1対1のディフェンスではボールを見る
・腰から身体を入れる
・ボールの位置は常に把握
・試合中は味方とは距離を意識する
簡単なことですが、めちゃくちゃ即効性があります。技術ではなく、本当に意識するだけでできることを集めましたので、大げさではなく10秒でプレーを変えられる方法です。
もちろん、慣れるまでは少し練習は必要ですが、文字で書いてあることを一緒に体を使いながら説明してあげるだけで、すぐにできるようになります。本当に知っているかいないか、それだけのことです。
まずは、すぐにサッカーが上手になる秘策をつかって、お子さんにサッカーへの自信をつけてあげてください。そして、もっとサッカーを楽しく感じるようになってくれたら嬉しいです。