女の子サッカー

男子チームにポツンと1人いる女の子の姿。そんな女の子の姿を見るとビックリしてしまう親御さんも多いようです。

女の子も男子に混ざってサッカーするのが普通なのか?それとも女子チームに所属するのがいいのか?
わが家にもサッカーをする中学生男子と年中の頃から男子に混ざってサッカーをしている女の子がいますので、サッカー少年の親、サッカー少女の親のどちらの立場もわかります。

今回は女子が男子に混ざってサッカーをすることについて考えてみたいと思います。

なぜ男子に混ざってサッカーするの?

サッカーチームの中には、女子選手が所属していないチームもあります。
2021年にWEリーグが開幕しますが、女子サッカーは男子サッカーに比べればマイナー競技です。

それでも、最近は女子サッカー部がある高校も増えてきて、小学生時代からサッカーをやる女の子も増えてきました。

でも、まだまだ女子が所属していないチームも多いので、サッカーをやっている男の子ばかりサッカーチームの中に女の子が混ざってサッカーをしている姿が珍しい存在に映るようです。

女の子が男子チームに混ざってサッカーをやる理由は大きく分けて3つあります。

近隣に女子サッカーチームがない

まだまだ、女子サッカーチームが近所にない場合も多いです。

と、いうより小学生の女子サッカーチームが近所にある方が珍しいです。車で親が送り迎えしないといけない距離にあるのが普通かもしれません。

男子サッカーチームならたくさんありますので、自分で自転車でいける距離のサッカーチームに入れるといパターンも多いです。

兄弟と同じチームでプレーしたい(プレーさせたい)

兄弟もサッカーをやっている場合、兄弟と同じチームに所属している方が都合がいい場合があります。

子供側の都合としては、

  • コーチを知っている
  • 他の学年(兄弟の学年)にも知り合いがいる

などがあげられます。ウチの娘も、兄の学年のコーチ話しかけてももらったり、兄の友達と一緒にサッカーに混ぜてもらったりしています。

親側の都合としては、兄弟が同じチームだと周囲の理解を得やすいというものがあります。

子供が複数人サッカーをやっていると、どうしても試合が重なったりすることがありますが、同じチームに所属していると他学年の予定もわかるので理解していただきやすいんですね。これが違うチームだと大変です。こちらの体も1つしかありませんので、テンテコ舞いになります。

男子の中で揉まれて上手になりたい

JFAもジュニア世代(小学生)の間は、男子と一緒にプレーをして、技術を磨くことを推奨しています。そのため、レディースチームを要するJクラブも小学生の女子チームは作っていません。女子チームがあるのはジュニアユース(中学生)からです。

一般的に女子に比べて男子の方がスピードがあります。それでも、小学生の間は女子でも男子の中でついて行くことは可能です。小学校高学年になると身体的な違いは出てくるものの、男子と一緒にプレーできないほどではありません。

あえて、男子の中でプレーをして上達したいと願う女子選手もいます。

上達には女子チームがいい?男子と一緒がいい?

女子チーム出身のなでしこジャパンの選手もいます。でも、男子の中でサッカーをしてなでしこジャパンになっている方も多くいます。

どちらが上手くなるということはなく、本人のやる気次第で女子チームにいても、男子チームにいても上手になれます。

男子の中でサッカーするメリット・デメリット

男子の中でサッカーをする最大のメリットはフィジカルが上の相手とサッカーができることです。
先ほどもお話しましたが、やはり男子の方がスピードも体格も自分よりも上の場合が多いです。でも、サッカーは小さくても頭を使えばできます。足が遅くても判断速度でカバーできる部分もあります。

フィジカルでは叶わなくても、サッカーをする方法を自然に考えることができるようになるのは大きなメリットです。

デメリットは、【女子】であるが故にバカにされたり、認めてもらえないことがあることです。

JFAは子供達にリスペクトを教え込んでいます。(サッカーに関わる人はみんな仲間って感じですね。)でも、女子にキャプテンの座を奪われたら影で攻撃してくる男子もいます。
チームメイトの話の輪に入れず、悲しい想いをすることもあるかもしれません。

そんなことで負けないメンタルと、それよりもサッカーが好きという強いサッカー愛がないと男子の中でサッカーをして行くのは辛い部分があるかもしれません。

友達といつも一緒にいたいタイプの女の子には向かないと思います。

女子チームでサッカーするメリット・デメリット

女子チームのメリットは、同じサッカーをする仲間の女の子がたくさんいることです。学校に行くとまだまだ少数派のサッカー少女ですが、チームにいるときは仲間がたくさんいる安心感は心強いです。

また、監督やコーチも女子の扱いに慣れていますので、スムーズに練習内容が入ってくるというメリットもあります。

男子と女子って脳の作りが違うので、女子選手に響く言葉がけと男子選手に響く言葉がけは違うのだそうです。
簡単に言えば、女子はしっかり説明されれば真面目に動くけど、説明抜きでただ「やれ!」と言っても反発します。男子は何も考えず動くんですけどね。

細かい違いに対応してくれるのは、女子チームならではです。

女子チームでプレーするデメリットは、フィジカルプレーに弱い子が多いことです。中学生になると女の子もガツガツ行きますが、小学生のうちは男子とプレーしているつもりで身体を当てると女の子はすぐに吹っ飛んでしまうことが多いです。

そのため、男子の中ではファールにならない程度のフィジカルプレーが女子の中ではすぐにファールになります。

見ていても「あれで飛ぶ?」と疑問に思うこともあるくらいです。

チームによりますが、小学生の女子チームのみでプレーしている子は接触プレーを好まない傾向にあるのかなぁと感じていたりもします。

また、女子チームメイトと仲良く慣れれば強いですが、気が合わない場合は男子チームにいるよりも大変です。変に結束したがるのが女子の特徴なので(私も女性なのでよくわかります)、もしズレた行動をとると相手にされなくなることもあります。

その点は男子の方がサバサバしていますね。気にくわないことがあっても、引きずることは少ないです。

まとめ

男子に混ざってサッカーをしている女の子は、それなりの覚悟を持ってプレーしている子が多いです。ぜひ、見かけたら暖かい目で見守ってあげて欲しいです。

女子選手の親の立場からお話すると、男子の中でサッカーをするにしても、女子の中でサッカーをするにしても、どちらにもメリットとデメリットがあります。

お子さんの性格を考え、見学や体験をしてチームの様子をよく把握して上で選ぶようにしたいですね。
途中でチームを移るのもアリです。私の周りにも小学校低学年までは男子と一緒にサッカーをして、4年生くらいで女子チームに移る方も多いです。

お子さんがプレーしやすい環境が、一番上達する環境です。ぜひ、視野を広げてみてください。

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