感染症予防のための食事は?【食事で免疫力アップ!】

猛威を振るっている過去に例ないの感染症…。ドラッグストアからマスクが消え、感染者の数もどんどん増えており、もう他人事でない(症状が出ないだけで、すでに自分も感染している可能性もある)状況になっています。
手洗いうがいやアルコール消毒など、できる予防方法は心がけるのはもちろん、感染症に負けない体を作るしかない!今回は、感染症予防のための食事についてご紹介します。

感染症を予防する食事は?

私は、感染症を予防のためには体力も大切な要素なので、食事は重要だと考えています。もちろん普段からバランスの良い食事は心がけたいところですが、大変だったり面倒だったり…。

手間がかかってしまっては続けにくいので、面倒くさがりな私でも続けられている”無理なく続けやすい食材”をご紹介します。免疫力特化レシピも公開していますので、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです(^^)

腸内環境を整えて感染症を予防

第二の脳とも呼ばれる腸。
最近、腸内環境を整えると良いということは、よく知られるようになりました。インフルエンザ予防や花粉症予防のために腸内環境を整えるドリンクやサプリを飲んでいる方も多いのではないでしょうか?(花粉症も免疫力バランスの崩れから来ている症状です。)

免疫力についてだけ考えれば腸内環境を整えるということは無駄ではありません

腸内環境改善に良い食材といえば、納豆

最近、『納豆を毎日半パック以上食べている人は死亡リスクが2割低くなる』という研究結果がニュースでも話題となりました。

納豆を食べると直接的に感染症予防になるということではありませんが、納豆菌は腸で良い働きをすることには多くのエビデンスがあります。

続いて鉄板なのが、ヨーグルト。

胃腸炎になった時に病院でビフィズス菌を出されることもあります。腸内環境を整えて腸から免疫力アップをしておくことは、対感染症でも何もしないよりは有効だと思っています。

ヨーグルトにオリゴ糖を追加すればさらにGOOD。フルーツを入れればビタミンも一緒に取れますし、更にグラノーラを追加すればこれだけで朝食にもなります。わが家ではよく子供のおやつに出しています。【ヨーグルト&オリゴ糖&フルーツ&グラノーラ】を一緒に食べると乳酸菌だけでなく、たんぱく質、カルシウム、ビタミン、ミネラルもいっぺんにとれるので助かっています。

納豆とヨーグルト&オリゴ糖は、調理が必要ないので手軽に摂りやすいです。スーパーで買ってきて、そのまま食卓にドーンでいいのは嬉しいポイントです。

舞茸&きくらげ&しめじトリオで免疫力アップ

きのこ類には免疫細胞の活性化に役立つ『αグルカン』という成分が豊富に含まれています。中でも、スーパーで手に入りやすくて栄養豊富なのが舞茸、きくらげ、しめじ】のきのこトリオ

αグルカンの量が最も多いのが舞茸、そして2位のきくらげです。きくらげには、免疫力アップには欠かせないビタミンDが豊富で、しめじには『オルニチン』という疲労回復成分がたっぷり。

免疫力をあげてコロナウイルスに負けない体を作るなら、きのこトリオは外せません。
舞茸やきくらげ、しめじの効果的な栄養素は水溶性なので、茹でで食べるよりはスープなどでエキスまで摂った方が効果的です。もちろん、炒め物や炊き込みご飯にしてもOK。

わが家ではよく、舞茸・きくらげ・しめじを使ってキノコスープにします。中華スープにキノコ類をドカドカ入れて、ネギを散らしただけの簡単スープですが、手間もかからず栄養がとれるのでおすすめです。溶き卵をプラスして、たまごスープにすれば更に栄養アップ!忙しい朝にもぴったりのスープです。

きのこたっぷり!免疫力スープ

recipi【材料】4人分

  • 舞茸 1/2パック
  • 乾燥きくらげ 3g
  • しめじ 1/2パック
  • きくらげの戻し汁 800cc
  • ネギ(青ネギでも) お好み量
  • 中華スープのもと 小さじ4
  • しょうゆ 小さじ1
  • ごま油 少量

【作り方】

①きくらげを軽く拭いてから800ccの水で戻す。水に15分くらい入れると戻ります。

②きくらげの戻し汁と水を入れて沸騰させる。沸騰するまでの間に舞茸としめじをほぐし、きくらげを食べやすい大きさにカットする。(私は千切りにしていますが、きくらげの食感を楽しみたい方は、少し大きめにカットしても美味しいです)

③中華スープのもとを入れる。そこに舞茸、きくらげ、しめじを入れる。キノコ類に火が通ったらネギを入れる。

④一度沸騰させて溶き卵を回し入れ、しょうゆで味を整える。ごま油を滴らせば完成。

ポイント

きくらげの戻し汁にもビタミンB群がたくさん含まれているので、戻し汁は捨てずにスープに使います。
きくらげの戻し時間は水で15分くらいで大丈夫ですが、冷蔵庫で6時間くらいかけて戻すと完璧な状態に戻ります。面倒なので私はそこまでしていません。

溶き卵を入れるときは、沸騰させてから入れるとふわふわたまごのスープになります。

きのこは安い時に多めに買ってきて冷凍しておくこともできます。きのこは冷凍すると、細胞膜が破れて旨味が3倍も増すのだそうです。冷凍しても栄養は変わらないので、ぜひ試してみてください。

ビタミンCで白血球をサポート

免疫力をボスキャラとも言えるのが白血球。私達の体内に侵入したウイルスと戦ってくれる戦士ですね。

ビタミンCは白血球の働きをサポートする働きがあります。風邪をひいた時にビタミンCを摂るといいって言われるのもこの働きがあるから。

わが家では、ビタミンC補給のために、ブロッコリー、小松菜、みかん、キウイフルーツなどを出しています。子供は野菜は苦手でも果物なら食べることが多いので、食べやすい食材を使って栄養補給すればいいのかなぁと思っています。
(そりゃ、野菜も何でも食べます!が理想ですが、そんな風には上手くいかなくて当然。結果的に栄養が摂れてればOKくらいの気持ちの余裕を持って食事を用意した方が、こちらも気楽です。)

なるべく手間をかけずに毎日の食事の栄養アップをするなら、【発芽玄米】もおすすめです。

白米2:発芽玄米1の割合くらいで(お好み)炊飯器で炊くだけで、白米よりも栄養価が高い食事にグレードアップすることができます
炊飯器に玄米機能がなくても白米と同じように炊くだけなので楽々。玄米特有の香りや味も気にならないので、わが家の2才児や小学生も全く問題なく食べられます。(玄米特有の歯ごたえや香りが好きな方には物足りないかも?)

美味しく健康的な発芽玄米。スーパーのお米コーナーでも売ってるので、一度は試してみる価値アリです。

感染症予防の食事【献立例】

ご紹介した免疫アップ食材を使って、献立を作ってみました。

  • ごはん
  • きのこたっぷり!免疫力スープ
  • 肉豆腐
  • 小松菜と油揚げのおひたし
  • ポテトサラダ(パプリカ入り!*パプリカにはビタミンA,C,Eが含まれている)
  • みかん

特別な高級食材を使わなくても、節約しながらコロナウイルス予防のための食事は作れます。体を作るために大切な、たんぱく質を摂ることも意識したいですね。

コロナウイルス、マスクをどう使う?

新型コロナウイルスの話題が連日ニュースで取り上げられるようになってから、私の周りでもお店からマスクが消えました。50枚入りの箱入りマスクはもちろん、5枚入りのマスクやガーゼマスクまで、マスクコーナーの棚は空っぽ。皆さんの行動力に脱帽です。コロナウイルス流行前からこの時期の満員電車ではマスクをするようにしていたのですが、わが家も流行に乗ってマスク難民となりました。

マスクはコロナウイルス対策にも有効なのは周知の事実。政府も布マスクの配布をはじめましたね。

コロナウイルスの感染源は咳やくしゃみの飛沫感染と接触感染がほとんだと言われれいます。確かにマスクをすることで、飛沫感染は防ぐことは出来るかもしれないし、ウイルスがついた手で鼻や口を触るリスクは減らせます。これはとても大切なことです。

でも、マスクをしても鼻の所とか耳の横などにどうしても隙間ができますので、100%新型コロナウイルスを予防することはできないそうです。”マスクは完全なコロナウイルス予防にはならないから、マスクを過信するな!”という心構えは忘れてはいけないですね。厚生労働省のHPにも同じようなことが書かれていました。

マスク難民のわが家は、飛沫感染対策のためにガーゼで作った手作りマスクを用意しました。(鼻の部分にラッピングワイヤーを入れて、かなりフィット感のある作品に仕上がりました。笑)

小さい頃から耳にタコができるくらい聞いてる言葉ですが、やっぱり最終的には睡眠と食事で免疫力を上げることに尽きるのかなぁと思っています。実際に、感染しても発症しない人もいます。体質もあるのかもしれませんが、体力や免疫力が高ければウイルスが体内で増殖する前に身体がウイルスに対処できるようです。

もし感染してしまったとしても、免疫力が高ければ軽症で済むことも多いようなので、今できることは”マスクを探し回ることよりも、食事や睡眠に気をつけて健康管理を強化すること”という考えに行きつきました。

マスクはいくら探してもないですし、マスクの増産も進んでいるようなので、無意味に騒ぎ立てるよりも自分でできることに粛々と取り組んでいきたいものですね。

肉や卵はよく加熱!感染症流行中は生卵はダメ?

コロナウイルスの流行により、日本産婦人科学会は2020年2月に「⾃然宿主動物はまだ不明ですので野⽣動物との接触は避け、⾁や卵は良く加熱してください」という内容を含んだ文書を公開しました。

ここで疑問に思ったのは、「コロナウイルス流行中は生卵や半熟卵は食べない方がいいのか?」ということでした。もしそうなら、卵かけご飯やとろとろオムレツが大好物な私には堪え難い苦行です。

私の今のところの対応としては、卵は卵かけご飯も可にしています

  • 現状として管理された環境にある養鶏場でコロナウイルスが猛威を振るうケースの方が稀なのではないか?
  • 今知られている新型コロナウイルスの感染経路は飛沫感染や空気感染であり、スーパーで売っている鶏卵を食べて新型コロナウイルスにかかるケースは聞かない
  • もしウイルスを食べたとしても、胃酸でコロナウイルスは死滅するのではないか?

と考え、わが家で卵かけご飯は解禁されました。あくまでこれは私の自己判断です。何度も言いますが何のエビデンスもありません。

でも、同じように飛沫感染や空気感染を感染経路に持つ「インフルエンザウイルス」は、卵を食べても感染しません。鳥インフルエンザが流行った時も、卵を食べても鳥インフルエンザに感染することはないとの発表がありましたし、今回の新型コロナウイルスも変に怯えるのではなく、ちゃんとした機関からの正しい情報を得るようにしたいですね。

まとめ

マスクでの予防が難しい今だからこそ、感染症予防のために食事に少しだけ免疫に働きかける食材を追加してみてはいかがでしょうか?でも、毎日そればかり食べていては体は弱ってしまいますので、体を作るたんぱく質も忘れずに。

結局はバランス良く〜って話になってしまうのですが、朝食にヨーグルトをプラスしたり、夕食の食材に舞茸やきくらげを使う機会を増やしてみたり、難しく考えず献立を考えるときに頭の片隅に置いておくくらいで十分だと思います。
舞茸やきくらげって、好きな人でないとあまり食卓に出てきにくい食材なので、この機会に家族への認知度を高めてあげましょう。笑

私は医師でもなければ、管理栄養士でもない、ただの子供のサッカーを応援する主婦です。でも、ただの主婦だからこそ、得た知識を主婦目線で処理し、家庭で実践しやすい形にできているのかなぁとも思っています。
食事作りを担っている主婦だから食事で家族の健康を守ることができるのだ】と思えるようになってから、以前は嫌で嫌で仕方がなかった主婦業が誇らしく思えるようになりました。

毎日の食事で夫と子供たちを感染症の猛威から守ってやる!と決意を固くしている今日この頃です。主婦ファイトー!