低学年サッカーで大事なことは?親が気を付けたい7つのポイント

低学年の子供がサッカーを始める際、親が気を付けるべき重要なポイントがあります。

特に大切なのが、

  • 子供の成長に合わせた適切な練習メニューやケガの予防法か
  • 試合における子供の役割やチームワークの大切さ
  • 適切な励ましやサポートを提供

という考え方です。

今回は、さらに細分化して【親が気をつけたい7つのポイント】をご紹介させて頂きます。

親の対応で子供の成長スピードは変わります。子供たちの成長を見守りながら、サッカーを通じて貴重な経験を積ませてあげたいですね。

低学年時期はとても大切!

「低学年のサッカーなんて、まだまだ遊びみたいなのものでしょ?」

こんな風に思われがちですが、サッカーにおいて低学年時期はとても大切です。

確かにサッカーの技術や戦術理解が進んでいくのは、ゴールデンエイジを迎える10歳以降と言われています。

しかし、チームワークや基本的なスキルの習得、ルール理解、フェアプレーの尊重、身体能力の向上、楽しみながら学ぶこと、自己表現の育成など、今後のサッカーを支える土台は低学年に築かれます。

また、低学年の子供たちは、まだ身体的な成長が進んでいないため、サッカーの基本的なスキルを身につけるのに適しています。

走る、跳ぶ、ボールを蹴るなどの全体運動を通じて、身体能力や運動神経を発達させることができます。

低学年のうちは練習の中に、ボール遊びやピョンピョン跳ねる全身運動なども取り入れられているかもしれません。

それは、遊んでいるのではなく、楽しみの要素を入れてつつ身体の発達を促しているんですね。

低学年のサッカーの特性とは?

低学年のサッカーにはいくつかの特性があります。

まず、子供たちはまだ成長途中であり、体力や技術が未熟なことが多いです。

また、サッカーのルールや戦術についても理解が浅く、基本的なスキルの習得が必要です。

さらに、子供たちはまだ自己表現やコミュニケーションの能力が発展途中であるため、チームワークやフェアプレーの尊重が重要です。

 

低学年は、みんなボールに群がる「団子サッカー」になりやすい特徴もありますね。

「なぜパスを使わないの?」

「ボールばかり追わないで周りも見ればいいのに」

と思う気持ちもとてもわかります。

でも、低学年の時期は一生懸命ボールを追うことが大切です。

技術やパスなどは、サッカーを続けていけ練習していけば必ず身についていきます。まずは、ボールを追う気持ちこそが大切なのですね。

低学年サッカーで大事な7つのポイント

低学年の子供たちがサッカーを始める際には、以下の7つのポイントに注意することが大切です。

  1.  チームワークの大切さ
  2. 基本的なスキルの習得
  3. ルール理解の重要性
  4. フェアプレーの尊重
  5. 身体能力の向上
  6. 楽しみながら学ぶこと
  7. 自己表現の育成

それぞれを詳しく解説してきますね。

1.チームワークの大切さ

低学年サッカーで大事なことの一つは、チームワークの大切さです。

低学年の子供たちはまだ個々の技術や戦術を完璧には身につけていません。しかし、チーム全体が一丸となってプレーすることで、個々の能力を最大限に引き出すことができます。

チームメイトとの連携や声かけ、お互いを助け合うことで個人としてもチームとしても成長してきます。

また、チームワークを高めるためには、コーチや保護者もサポートする必要があります。適切な指導や励まし、チームの雰囲気づくりが求められます。チームワークを大切にすることで、子供たちは仲間との絆を深め、成長することができますね。

2.基本的なスキルの習得

低学年のサッカーで大事なことの一つは、基本的なスキルの習得です。サッカーは基本的なスキルが重要であり、それを身につけることでより上達することができます。

まずは、なんと言ってもボールの扱い方を学ぶことですね。正確なパスやシュートをするためには、ボールを正確に蹴ることが求められます。また、ボールをコントロールするためには、正確なタッチやドリブルが必要です。

さらに、フィジカルの面でも基本的なスキルを習得する必要があります。走るスピードやジャンプ力、体のバランスなど、これらの要素を向上させることで、プレーの幅が広がります。

基本的なスキルの習得には、練習が欠かせません。繰り返し練習することで、身につけたスキルを確実に定着させることができます。やっぱり練習は大切です。

試合中にも練習したスキルを意識して使うように意識することを伝えたいですね。

3.ルール理解の重要性

低学年サッカーにおいて重要なのは、ルールの理解です。

審判のためのルールブックを読むとわかりますが、サッカーのルールって実は結構複雑です。

DAZNのレギュラー番組『Jリーグジャッジリプレイ』ってご存知ですか?

SNSで話題になったJリーグのジャッジを、元国際審判員などスゴイ方が議論する番組なのです。

プロがジャッジしても難しいのがサッカーのルール。

低学年の子が完璧に理解することなんて不可能に近いです。

また、低学年の子供たちは、ルールを理解する能力がまだ未熟です。1年生の試合を見ていると反対ゴールに攻めている子もよく見かけますね。

サッカーは明確なルールが存在し、それを守ることが求められます。サッカーをする続ける中で徐々にルールを理解し、自己制御や公平さを学ぶことができます。

低学年の子供たちにとって、サッカーは楽しみながら様々なことを学ぶことができる貴重な機会です。

プレーすることで、自己表現の機会や自信をつけることができますし、チームメイトとの関係を築くことで、友情や協力の大切さも学ぶことができます。

親としては、子供たちがサッカーを楽しむことが最も重要です。

4.フェアプレーの尊重

低学年サッカーで大事なことの一つに、フェアプレーの尊重があります。

サッカーは競技の中で相手と協力しながらプレーするスポーツ。そのため、フェアプレーの精神は低学年から身につけていくことが重要です。

子供の頃からの習慣となったことは、しっかりと身体に入りますからね。

フェアプレーとは、相手を尊重し、ルールを守ること。低学年の子供たちはまだルールを完全に理解していないこともありますが、親やコーチの指導を通じてルールを学び、守ることが求められます。

また、相手を尊重することも大切です。相手に対して敬意を持ち、フェアなプレーを心掛けましょう。

例えば、ファウルをした場合には相手に「ごめんね」と声をかけて謝ることや、相手に怪我をさせた場合には心配する姿勢を見せることも大切なことです。

フェアプレーの尊重は、子供たちにとってだけでなく、親にとっても大切なことですね。

子供の試合を見ていると、相手チームを馬鹿にするような応援をする親御さんを見かけますが、これはフェアプレー精神に反する行為です。

親は試合や練習の際に、子供たちにフェアプレーの重要性を教えることが求められます。また、自身も良いモデルとなり、フェアプレーを実践したいですね。

5.身体能力の向上

低学年サッカーで大事なことの一つは、身体能力の向上です。サッカーは、激しい運動量が求められ、フィジカルコンタクトがあるスポーツ。

適切な身体能力を持つことは非常に重要です。

まずは、基本的な体力を養うことが大切です。走ることや跳ぶことなど、身体全体を使った運動を繰り返すことで、筋力や持久力を向上させることができます。また、柔軟性を高めるストレッチやバランス感覚を鍛える練習も効果的ですね。

さらに、敏捷性や反応力を養うために、スピードやアジリティのトレーニングも取り入れましょう。コーンを使ったドリルやシャトルランなど、短い距離を素早く移動する練習は、身体能力の向上に役立ちます。

また、サッカーではボールを扱うことが欠かせません。

ボールを正確にキックするためには、足の筋力やバランス感覚が必要です。そのため、ボールを使った練習も取り入れることが重要です。

例えば、壁とのパス練習やドリブル練習など、日常的にボールを扱う練習を行えると尚よし。

無理矢理練習させたり、過剰な練習は心や身体を壊す原因となりますので、あくまで”適度”にがポイントです。

6.楽しみながら学ぶこと

低学年の子供たちにとって、サッカーは楽しく学ぶ貴重な経験です。楽しみながら学ぶことは、子どもの成長にとって非常に重要です。

まず、練習や試合を通じて新しいことを学ぶことで、子供たちは自信をつけることができます。成功体験を積み重ねることで、彼らは自分の能力に自信を持つことができます。

また、楽しみながら学ぶことは、子供たちのモチベーションを高める効果もあります。楽しい環境で学ぶことで、より一生懸命に取り組むことができます。

さらに、楽しみながら学ぶことは、子供たちの創造性や想像力を刺激します。

サッカーは自由なプレーが求められるスポーツです。自分なりのアイデアや戦術を考えることが、とってもとっても大切です。

楽しみながら学ぶことの大切さを理解し、子供たちがサッカーを通じて成長することをサポートしましょう。彼らが楽しい時間を過ごし、自己表現やチームワークを通じて学びを得ることができるように、親としてのサポートが求められます。

7.自己表現の育成

低学年サッカーでは、子供たちの自己表現の育成が大切です。

サッカーはチームスポーツですが、個々の選手が自分の個性を発揮することも重要です。自己表現を育むためには、以下のポイントに気を付ける必要があります。

まず、コーチや保護者は子供たちの意見やアイデアを尊重しましょう。子供たちは自分の考えや感じたことを大切にしたいと思っています。子供たちが自由に表現できる環境を作ることが大切です。

また、チーム内でのコミュニケーションも重要です。

子供たちが自分の意見を伝える機会を与え、他のメンバーとの意見交換を促しましょう。これにより、自己表現のスキルが向上しますよ。

さらに、試合や練習での自己表現にも注目しましょう。

子供たちは自分の個性を発揮するために、個々のプレーで工夫やアイデアを出すことがあります。そのような場面では、コーチや保護者は子供たちをサポートし、自信を持ってプレーできるように励ましていきたいですね。

親が気を付けたいポイント

続いては、低学年の親が気を付けるべきポイントです。

親の行動次第では、子供が自分なりのチャレンジやアイデアを出せなくなってしまうこともあります。

適度な応援とプレッシャーの掛け方

低学年サッカーで親が気を付けるべきポイントの一つは、適度な応援とプレッシャーの掛け方です。

これ、すっごく重要です!

子供たちは成長段階にあり、プレッシャーに敏感な時期。過度な応援やプレッシャーは、子供たちの自信を損なうことに繋がります。

まず、応援の仕方ですが、子供たちのプレーに対して積極的に声を掛けることを意識したいですね。過度な指示や叱責は避けましょう。

よくコーチ以上に子供に指示を出す親御さんをお見かけしますが、これはNGです。

まず、大前提としてコーチにお任せできるチームを選ぶべきだと思います。

子供たちは自分の力でプレーすることを学ぶべきなんです。また、他の子供たちのプレーにも注目し、全体の応援をすることでチームワークを育みましょう。

また、子供たちに対して過度な期待や要求をすることは避けましょう。

子供たちはまだ成長途中であり、ミスをすることも当然です。失敗を恐れずにプレーすることが何よりも大切です。親としては、子供たちに自信を持たせるためにも、失敗を受け入れる姿勢を示していきたいですね。

サッカーに限らず、成長とは「どうすればうまくいくのか?」を考えていくことです。

低学年のうちは、たくさんチャレンジして、たくさん失敗していいんです。

私たち親は、チャレンジと失敗を見守り、時には励まし、チャレンジを続ける気持ちを維持させてあげることしかできません。でも、それが一番のサポートです。

子供の意志尊重と自主性の育成

子供たちは自分自身で考え、行動することを通じて成長します。

親は、子供が自分の意見や考えを尊重し、自分で決断する機会を与えることが大切です。

例えば、試合でのプレースタイルやポジションの選択など、子供が自分で決めることを促すことで、自主性を育むことができます。

また、練習や試合においても、子供たちが自分で目標を立て、取り組むことが大切です。

親は、子供たちが自分で考え、行動することをサポートし、成長の機会を与えることが求められます。

子供のサッカーは親のためのものではなく、子供自身のものです。

健康状態と安全対策の確認

低学年サッカーで大事なことの1つに、健康状態と安全対策の確認があります。

子供たちの健康状態は、サッカーを楽しく続けるために非常に重要です。

親は定期的に子供の健康状態を確認し、疲労や体調不良に気を付ける必要があります。また、適切な安全対策も重要です。

例えば、サッカーシューズやすね当て(シンガード)の適切な装着、水分補給の確保などが挙げられます。サッカーをやってるとオスグッドなどになりやすいですし、軽い捻挫を繰り返すことで足首がガタガタになることもあります。

子供が自分から伝えてくれないこともあるので、異変に気がつけるよう意識しておくことが大切です。

低学年のサッカー練習方法

低学年の子供たちにとって、サッカーは楽しみながら基本的なスキルを学ぶ場です。練習方法には以下のポイントがあります。

まず、毎日の日課を作りましょう。

低学年では基本的なスキルの習得が重要ですので、パスやシュートなどの基本的な動作を反復練習することが必要です。わが家では、低学年のうちはドリブルシュートの練習とリフティングを毎日の課題にしていました。練習内容はお子さんそれぞれの強化ポイントや苦手ポイントなどがいいと思います。

また、ただ練習するのではなく、楽しく練習することも大切です。

低学年の子供たちはまだまだサッカーに慣れていないため、サッカー自体の楽しさを感じるまでは練習にゲーム性を加えるなどして、楽しみながら練習できる方法を考えるのも重要です。

低学年の自主練習例

低学年の子供たちは基本的なスキルの習得が重要ですが、練習が楽しくなければ続けることは難しいでしょう。そこで、子供たちが楽しみながらサッカーの基本的なスキルを身につけることができるドリルを紹介します。

まずは「ドリブルゲーム」です。

コート内にコーンを配置し、子供たちにボールを使ってドリブルをするように指示します。ゴールがある場合は、ドリブルしながらゴールを目指すようにします。このドリルは、子供たちが自由に動きながらドリブルを練習することができます。

次に、「シュート練習」も重要です。

ゴール前にコーンを配置し、子供たちにボールをシュートするように指示します。距離を短くして始め、徐々に距離を長くしていきます。正確なシュートを身につけることができます。

まとめ

低学年でのサッカーは、子供たちにとって非常に重要なステージです。

この時期にサッカーを始めることで、子供たちはチームワークや協力の大切さを学び、基本的なスキルやルールの理解を深めることができます。

低学年のサッカーは高学年に比べ競争やプレッシャーが少なく、子供たちが純粋に楽しむことができる環境です。この時期にたくさんのチャレンジと失敗、そして解決するアイデア探しを経験させてあげたいですね。

低学年サッカーで大切なポイントは、

  1.  チームワークの大切さ
  2. 基本的なスキルの習得
  3. ルール理解の重要性
  4. フェアプレーの尊重
  5. 身体能力の向上
  6. 楽しみながら学ぶこと
  7. 自己表現の育成

です。

効果的な練習方法を取り入れることも重要です。低学年サッカーは子供たちの成長にとって重要であり、親は子供たちの成長をサポートしていきたいですね。