子どものサッカーに付き合うのに疲れちゃって…。スクールや試合の送り迎えもツラいんです。
先日、こんなご相談をいただきました。
わかる!わかります!
サッカーって、意外と親のサポートが必要なスポーツです。
思っていたよりも大変じゃん!!
私もそう感じました。
しかも、サッカーを応援してるパパやママって、生き生きしながら子供のサッカーを応援してるように見える方が多いんですよね。キラキラのお父さんお母さんを見る度に、「自分はダメな親だなぁ」と余計凹んでいました。
そんな私も、何度も「つらい」を乗り越えて、サッカーママ歴10年以上のキャリアになりました。笑
今回は【子供のサッカーがつらい・しんどい】と感じたときの5つの対処法をご紹介します。
大前提!子供のサッカーに疲れてしまっても自分を責めない
子供のサッカーは大変です!
- 平日、家事や仕事もあるのに時間を作って子供をチームの練習やスクールに送迎
- 土日のせっかくの休みも朝早くから試合用のお弁当を作り
- 場合によっては試合会場まで運転手
- 乗り慣れない高速の運転に神経を使い
- 夏は暑い中、冬は寒くて凍えそうな中応援
- 「子供のため」だと思って頑張っても、子供はレギュラーにすらなれない
- 子供にサッカーへの真剣さを感じない
…正直、ネガティブな面を書き出したらキリがありません。こんな状態では【つらい】と思って当然です。
いつもキラキラしながら、
子供のサッカーを応援しているのが幸せ(*´˘`*)♡
と言っていられる方の器が大き過ぎるのです。
個人的には、辛くないと感じている人が超人だと思います。
あっ、ちなみに上に出した例は、以前の私の心の中です。
サッカーに限らず、子供のために頑張りきれないことに自分を責めてしまう方がいますが、あなたが自分を責める必要は全くありません。私たちの体は1つしかありません。それなのに、やるべき事はたくさんあります。疲れて当然なのです。
だから、大前提として「子供のサッカーがツラい」と感じていることに、罪悪感を持つ必要はないということだけお伝えさせてください。
本当に爪の先ほども、あなたが罪悪感を感じる事はありませんからね。
罪悪感を捨てていただいたので、次は早速今抱えている『つらい』を解決していきましょう。
つらいを解決する5つの対策
1. 手を抜けるところは手を抜く
子供のサッカーに対してパーフェクトである必要はありません。全てを完璧にこなす必要はなく、どのように時間やエネルギーを節約できるかについて考えてみましょう。
例えば、私の場合、お弁当は手作りと思い込んでいましたが、「疲れた時はコンビニでも大丈夫」と思うことで、お弁当作りのプレッシャーを軽くすることができました。
フルーツだけは持たせたり、栄養バランスを考えれば、案外コンビニでもちゃんと揃うものです。おかずは作ったけど、おにぎりを作るのが面倒くさいという日もあって、そういう日はおにぎりだけ買ったりもします。
仕事で疲れ果てて、「翌日の試合のお弁当作りは難しいな」と感じたら、前日にスーパーのお惣菜を買って即冷凍。朝、解凍して冷ましてからお弁当箱へ…なんて事もしたことがあります。
完璧であることは素晴らしいですが、でも毎回完璧を目指していると疲れてしまいます。短期的なことであれば無理も続きますが、子供のサッカーは長丁場。
手抜きは悪いことではありません。気力がある時に、しっかりやればそれで良いくらいの、ゆる〜い気持ちを持っても良いのではないでしょうか。
2.子供に自分でやってもらうことを増やす
子供に責任感を育てると同時に、親の負担を減らすためにも、子供にできる範囲のことは自分でやらせましょう。
私の場合、試合などで連日ユニフォームを使う場合には、自分でユニを洗ってもらうことにしました。洗濯ネットに入れて、洗濯機に洗剤を入れて回す。干して洗濯乾燥除湿機をつける。文字にするとこれだけの作業ですが、子供に自分でやってもらうことで私の負担は減りましたし、子供も自立したように思います。
平日の練習の送迎も、年齢によっては自分で行ってもらう事を検討しても良いかもしれません。
小学校高学年からは、駅までは送迎しますが、基本的には電車で自分で行ってもらうようにしました。元日本代表の香川真司選手も小学5年生から電車で1時間以上かかるチームに練習に通っていたといいますよね。
『自分の事は自分でやる』という気持ちを子供の中に芽生えさせる、良いきっかけになると思います。
手抜きではなく、子供の自立・自律を促すための親の愛情です(^^)
3.無理している事を家族にもわかってもらう
”つらい”と感じているということは、あなたの生活の中に何かしらの無理が生じている可能性が高いです。
このサイトをご覧いただいている方は真面目な方が多いので、きっとあなたも一人で抱えてしまいがちなのではないでしょうか。でも、家族に自分がどれだけ負担を感じているかを伝えみると、案外サクッと解決方法が見つかる場合もあります。
私の場合には、試合が遠い場合にはできるだけ夫に送迎をお願いするようにしました。
夫も別チームでコーチをしていた為、土日の送迎は私がメインでしたが、事前に遠方であることがわかっている場合には都合を調整してもらうようにしました。「夫にサポートをお願いすることができる」と思うと、心に余裕を持つことができるようになりました。
4.あなたにとってのプラスを考えてみる
お子さんのサッカーへのサポートが、あなたにとってどのような意味があるか、プラスになる面を考えてみましょう。
つらいと感じる子供のサッカーも、あなたにとっては「デメリットだけ!」なんて事はないと思います。小さなことかもしれませんが、意外とプラス面もあるものです。
私の場合ですと、子供の成長を間近で見られることはプラスでした。
サッカーは親のサポートが不可欠な分、子供との心の距離も近いので子供と話さなくなる事はないというメリットもあります。反抗期はありましたが、親を避けるとか話さなくなるという事はありませんでしたね。
親を完全に敵に回したら、自分のサッカーが成り立たない事を子供ながらに理解しているんだと思います。苦笑
また、他の親御さんから情報を得る機会が増えたりするのはプラスだったと思います。(保護者との関わりは正直言って面倒な事も多いですが、情報という側面で考えるとプラスでした。)
5.自分時間も大切にする
個人的には一番大事だと思っているのが、自分自身の時間を大切にし、リフレッシュすることです。
子供が可愛いし、自分の仕事だと思って、ついつい色々と世話を焼いてしまうのですが、あなたの身体や心はお子さんと同じくらい大切です。
普段から少しでも自分時間を作るようにするのが理想的ですが、難しい場合にはお子さんのサッカーの試合や練習中に、ちょっと周辺にお散歩に行ってみたり、カフェに行ってみるのもオススメです。
私は、子供を試合会場に送り届けたあと、その周辺のお店に出かけていました。ショッピングモールに行ったり、カフェに行ったり。お財布事情が厳しい時には、水筒にコーヒーを入れて近くの公園でのんびりしながら飲んだり。
自分の趣味に時間を費やしたり、リラックスする時間を作ることでストレスを軽減できて、「また頑張っちゃおうかな〜」なんて思たりもします。
お笑い芸人のみやぞんさんが世界の果てまでイッテQで「自分の機嫌は自分でとる」言っていて感銘を受けました。私たちもこんな視点で自分と向き合ってみたいですね。
ぜひ、ゲーム感覚で楽しみながら、あなたの機嫌の取り方を見つけてみてください。自分の機嫌の取り方が見つかると、イライラのコントロールができたり、他の場面でも良いことがたくさんありますね。
『つらい』の感情から逃げてもいい!
もし、色々と試してみても「やっぱり子供のサッカーはつらい」と感じたら、子供のサッカーから距離を置くのも一つの方法です。
子供が自分で通えるチームやスクールに移るというのもアリだと思います。
「子供が頑張ってるのに親の都合で移籍なんて…」優しいあなたはそう思われるからもしれませんね。でも、あなたのツラいの気持ちが膨らんで、心が悲鳴をあげてしまったら、それこそお子さんはサッカーどころではなくなってしまします。
どうしても解決策が見つからない時には、心が疲れてしまう前に舵を切ると言うのは、とても賢いことだと思います。逃げるというよりも、戦略的な方向転換ですね。
あなたの『つらい』感情に向き合ってみる
「子供のサッカーがツラい」と言っても、何が辛いのかは人によって違います。
- サッカーにばかり時間が取られれてしまい、家事の時間が取れないのがツラい
- 仕事が忙しくなって子供の送迎がツラい
- 疲れが溜まっているため土日もサッカーに時間を使うのがツラい
- 食事に気を使わなくてはならず、食事作りがツラい
- サッカーだけでなく他のことにも目を向けてほしいなど自分の目指す教育と離れていくのがツラい
- 子供のサッカーが家計を圧迫してツラい
- サッカーチームの保護者と性格が合わず、顔を合わせるのがツラい
- あなたは身を粉にして頑張っているのに、子供が上達せずあなたの努力がムダになっている感じがしてツラい
などなど。同じ”つらい”という感情の裏には、具体的な事象があるはずです。
まずは、あなたは「何がツラいのか?」を考えてみましょう。
もしすぐに思いつかない場合には、できるだけ「つらい」と感じた場面を鮮明に思い出してみてください。
どんな時にツラいと感じていますか?
原因が明確になれば、対策を考えることができます。
ぜひ暖かい飲み物を飲みながら、心がリラックスした状態で考えてみてくださいね(๑•ᴗ•๑)
あなたの努力は必ず子供に伝わっている
最後に、あなたがお子さんにしているサポートは、お子さんに必ず伝わっていると言う事をお伝えさせて頂きます。
もしかしたら、いまはまだ言葉や態度には感じないかもしれませんが、年齢が上がるとともに親のサポートの有り難さに気づく時が来ます。反抗期が過ぎたら、感謝の気持ちを伝えてくれるようになると思います。
サッカーをやってる子って、なんだかんだ素直です。笑
素直な子は続けていれば上手になりますし、人間的にもサッカーから学ぶ部分は大きいと思います。
もし、お子さんの上達とあなたのサポートが、釣り合ってないと感じているならば、これに関しては時間が解決してくれると言い切れます。親が努力したら、子供が必ずプロ選手になれる世界ではありませんので、スポーツの世界は非常に厳しくて無情な世界だと思います。
でも、上を目指すことを知っている子と、知らない子。どちらが違う世界を見つけた時に頑張れるかと考えたとき、頑張り方を知っている子の方が頑張りへのハードルが低いと思いませんか?
地球は行動の星です。結果は行動に付いてくるものです。
私は、サッカーを通じて、子供たちにそんなことを体得してもらえたらと思っています。
周囲と比べるとツラい。あなたのペースを見つけて
子供のサッカーのサポートをはじめると、思っていたよりも忙しくなります。特に小学生の間は、親のサポートが必須です。
でも、この忙しさは、子供がスポーツをやっていないと理解してもらえません。理解できないものなのですから、理解してもらおうとすると苦しくなります。
そして、周囲と比べれば比べるほどツラくなります。
子供のスポーツのサポートをしている人と比べることも意味がありません。だって、あなたの家の事情とその人の家の事情は違うのですから。
私は「あの人はすごいな」と感じたら、テクニックなどマネできるところはマネさせてもらっています。でも、その人を羨むこと、自分を卑下することはやめました。すると、とても気持ちがラクになったのを覚えています。
あなたもお子さんも、それぞれのペースでスキルアップしていくことが一番大切です。サッカーサポートは、まだまだ先が長いです。細く長くでも続けた人の方が、数年後に結果が出ているものです。ぜひ、あなたのペースを見つけてみてください。
まとめ
スクールへの送り迎え、試合の応援、お弁当作り…確かにそれらは大変な作業です。他の親が元気に応援している姿を見ると、自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、一番大切なのは「自分を責めないこと」です。
子供に自分でできることを任せること、そして自分自身の時間も大切にしてみてください。無理せず自分のペースでサポートしていける環境作りを考えていきたいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。