子供のサッカーのイライラ解消!イライラが与えた悪影響【失敗談】

子供のサッカーの練習や試合を見ているとイライラすることってありますよね。「なんでそんなこともできないんだ!やる気あんのか!!」って思う気持ち、と〜ってもよく分かります。その気持ち、よくわかります。

でも、親御さんのイライラがお子さんのサッカーのプレーに悪影響を与えていることもあることをご存知でしょうか?今回は子供のサッカーでイライラしない方法、そして私のイライラが子供に与えてしまった悪影響についてご紹介します。

子供のサッカーにイライラする理由

子供のサッカーのプレーにイライラする理由は、ズバリ期待があるからです。

  • うちの子ならもっとできるはず!
  • このプレーは既に練習したよね!
  • なんでもっと走らないの!?

なんて思いながらイライラを募らせることはありませんか?これら全ては子供への期待の裏返しです。確かに親から見ると「もっとできはずだよね?」と思う部分がたくさんある事は重々承知しています。(私も長男の時には散々イライラしました。)でも、大人の感覚と子供の感覚って全く違うそうです。

脳の使われ方を見ると、大人と子供の感覚の違いが顕著にわかります。

人は、考える時に脳の前頭葉と呼ばれる部分を主に使って思考や判断をしています。大人は子供時代から脳のシナプス(神経伝達)を発達させながら、他の部位と連携させながら我慢する事や自分を律する事を覚えていきます。ただ、当然ながら子供はその過程の真っ只中。そのため、子供はもっと脳の前頭葉の働きもまだまだ完成しておらず、もっと原始的なことを司る扁桃体も使って情報処理をしていると言われています

簡単に言えば、子供の脳は大人とは違うから、論理的な思考なんて難しいし、すぐに忘れてしまいがちなのは当然ってことです。中にはいますよ、子供でも自分を律することができて、サッカーに真剣に直向きに取り組みことができる天才児が。でも、そんな天才児はわずかですし、実際には裏で親が巧みに誘導していることが多いものです。

子供に期待する気持ちは痛いほどよくわかりますが、子供と大人では脳自体が違うから、求めたものを100%理解するのは不可能ということを覚えておきたいでね。私はこんな簡単なことを、親歴10年になるまで理解できていませんでした。頭では理解しているつもりでも心が理解できていない感じでした。あなたはどうですか?

子供のサッカーにイライラ解消方法

脳の話をあれこれしましたが、きっとあなたは【子供にイライラするのはよくない事】だと認識されている親力の高い方で、今そのイライラをどうにかしたいと考えていらっしゃる方だと思います。だからこそ、知りたいのは今イライラを収める方法ではないでしょうか?ここでは、子供のサッカーでのイライラ対策(即効性のある方法)をご紹介します。

まずは、イライラした瞬間に深呼吸して6秒!

原始的な方法ですが、イライラしたら深呼吸をしながら6秒数えてみてください。最近流行りのアンガーマネジメントでもよく伝えられる方法で、子育てママの間で通説となっている方法ですがコレが意外と効きます。

科学的にも根拠のある話で、イライラや怒りを感じた時に出る神経物質のノルアドレナリンが全身を巡って、落ち着くまでにかかる時間が6秒。この6秒間を乗り切ることができればイライラは自然と収めることができます。

深呼吸をしながら「いーち、にー、さーん…」と心の中で数えてみてください。ポイントは、数を数えている間は呼吸に集中することです。文字通り全集中の呼吸ですよ。呼吸に集中することによって、一瞬子供のサッカーのプレーのイライラから気が逸れます。たった6秒ですが、コレが地味に効果的です。

一旦その場を離れる

6秒経ってもイライラが緩和されなかったら、一旦その場を離れてみてください。試合の応援席にいて周りの親御さんの目もありすぐにその場を離れられない場合には、お子さんを見るのをやめて相手チームの子のプレーの分析に徹してみてください。

その場を離れて一旦お子さんのプレーから気持ちを逸らすのが一番早いですが、それが難しい場合には他に気持ちを逸らすことを考えればOKです。

原因を子供目線で考えてみる

一旦イライラする気持ちが落ちるついたら、ぜひ『なぜイライラするプレーに至ったのか』その原因を子供目線で考えてみてください。

2度言いますが、あくまでも子供目線でです。自分の子供も親とは別人格なので考え方を全て理解することは難しいですが、想像はできると思います。

  • 今日2試合目で、疲れて頭が回らなくなってきてるなぁ?
  • 相手のスピードが早くて冷静さを欠いているかな?
  • 練習したシチュエーションとちょっと違ったから活かせてない?

などなど、理由は様々だと思いますが、なぜできなかったのか?を大人の脳で冷静に分析してみると新たなわが子の特性を理解することにも繋がるかもしれません。

あとでさり気なく子供に聞いてみる

大人なりの解釈が済んだら、家でゆっくりしている時などに「今日のあのプレーはどうしてあの選択をしたの?何か理由があったの?」とさり気なく聞いてみてください。イライラをぶり返すことなく、あくまで冷静に、大人の解釈との答え合わせをするつもりくらいの気持ちでがポイントです

子供は意外と自分のプレーを鮮明に覚えています。「あぁ、あの場面はね、〇〇だったからあえて△△にしてみたんだ。でも□□にした方がよかったかもしれないなぁと後で思った。」なんて、こちらが考えていたよりも多くのことを考えての判断だったりもするわけです。

子供って結構色々と考えています。もちろん「何にも考えてなかった…」「忘れてた」という返事が返ってくる事もありますが、それはそれでまた親子で確認作業をすればいいだけのことです。

子供には1,000回伝えて、やっと伝わると思っておく

子供は大人よりも興味をもつ事柄や刺激が多い毎日なので、忘れる事も多い生き物です。忘れたら何度でも伝えればいいんです。有名な実業家の斎藤一人さんがお弟子さんには1000回教えるつもりで話すとおっしゃっていましたが、それくらいの心構えでいれば1,2回伝えたことが子供が使いこなせるわけないと気持ちが楽になりイライラにくくなるのではないでしょうか?

子供には1,000回伝えないと伝わらない!と思っておくくらいでちょうどいいです。10回でお子さんが理解して試合中のプレーで発揮できたら天才です(^^)「すごいな!!」といっぱい褒めてあげてくださいね

親のイライラが子供に与えてしまった悪影響【わが家の失敗談】

中学生の長男が4年生くらいまでは、私も息子のプレーにいつもイライラを募らせていた1人でした。試合もできる限り見に行くようにしていたのですが、毎回家路は今日のサッカーへのお説教ばかり。怒ることは逆効果だと頭ではわかっていても、ついつい感情的になってしまう事もありました。

しかし、私の小言は思わぬ悪影響へと発展。

試合中も私の顔色を伺うようになってしまった…

試合中は試合に集中して欲しいものですが、息子はチラッチラッと事あるごとに応援スペースにいる私の方を見るようになっていました。

自分やチームのためのサッカーためではなく、私に怒られないサッカーをしようという気持ちの方が強くなってしまった瞬間でした。

しまった…!!と事の重大さに気づき、怒るのを辞めたつもりでしたが、息子のチラ見は1年以上続きました。

自分の意見を言わなくなった

私の顔色を伺うようになってから、「これはどう思う?」と質問をしても首を傾げるだけで自分の意見を一切言わなくなってしまいました。何も考えていなかった訳ではなく、ここでも「親に怒られることを避けたい!」という心理が息子に働き、発言を極力避けるという策に出たのだと思います。

『自分の意見を言わない』という行動は、親に対してだけでなくチームメイトに対しても始まりました

サッカーはコミュニケーションも大切な競技です。自分の意見を言って、仲間とディスカッションをすることも必要となります。例え自分の意見が受け入れられなくても、自分の意見を言うことが必要な時も出て来るはずです。

それなのに、私の個人的なイライラという小さなことで、息子からそれを学ぶ機会を奪ってしまいました

学校の心配事も話してくれなくなった

息子の『話さない病』は更に悪化していきます。

その頃、小言のキッカケとなるサッカーも嫌になり始め、学校の休み時間に友達とボールを蹴るために学校に行くような生活だった息子は学校自体が嫌になり始めていました。

ボール蹴りの仲間に入らなくなったことから友達関係も悪化。影で悪口を言われたり、先生にわからないように教室で足をかけられたり、イジメとも取れるような事も起こります。でも、息子は私たち親には一言も相談しなかったため、恥ずかしながら私は全く把握していませんでした。

事が発覚したのは担任の先生からの電話でした。

今までは我慢していた息子が蹴られた事に耐えかねて友達を蹴り返し、相手の子が鼻血を出したというのです。そんな事になっているとは知らずにのほほんと生活していた自分が恥ずかしくなりました。

心が限界に達しても親に相談できない状況を作ってしまったのが自分である事に、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。私も息子にも謝り、息子の気持ちも徐々に落ち着いていき、学校もサッカーチームでの生活も元に戻っていきました。

サポートに徹することで改善

あなたのやりたい事を頑張る姿勢を応援するよ』というスタンスに変更しました。食事に関しても、子供がサッカー選手になりたいと望むのなら、少しでも体のためにいい食事を用意するようにしましたし、体のコンディショニングのためにマッサージも勉強しました。悩みに直面したら、一緒に悩み、一緒に考え、解決する道を探すようにしました。

もちろんサッカーのプレーを見ていてのアドバイスもしますが、こちらから積極的にアドバイスするというよりは、息子の意見を聞くことに徹しています。人間は喋りたい生き物なのでこちらも言いたい事もたくさんありますが、まずは息子に話してもらうことが先です。その上で、アドバイスできることは『提案』という形で話すようにしました

地道な努力により、息子は以前よりももっと真剣にサッカーに取り組むようになりましたし、サッカー以外の事も話してくれるようになり、中学生の親子としてはなかなか良い関係が築けていると思います。

息子が4年生だった頃に戻れるなら、私の口にガムテープでバッテン印を付けてやりたい気持ちです。(ミッフィーちゃんバリに…)親は子供の気持ちを尊重しながら考えてアドバイスしないと、わが家のように生活そのものが壊れてしまう可能性も秘めているという事をお伝えできればと思いました

そして、もし今現在そのような状況であっても、こちらが変われば子供も必ず変わります。お互いに意見の言い合える関係を作っていきたいですね。

まとめ

子供は子供であり、小さい大人ではないです。

子供は子供なりに考えて、自分で解決して強くなっていくものです。結局、子供が一番伸びる方法親は子供のサポーターに徹するのが、子供がグングン伸びる秘訣なのかなぁと思うようになりました。

子供が困っていたら一緒に考えて、解決する道を照らしてあげることは必要ですが、親が親の価値観で話をしていると子供の価値観で話をしてくれなくなってしまいます。(わが家のように…)

ぜひ、お子さんのサッカーにイライラする余力を、もっとサッカーを楽しんでもらうにはどうすればいいのか考えるパワーにしてみてください。