運動神経とインナーマッスルの関係サッカーが上手になるには、単純な筋力だけじゃなくて「体の奥深くにあるインナーマッスル」がとても大切です。インナーマッスルがしっかり働いてくれることで、バランス・姿勢・安定性が整って、運動神経そのものも高まっていきます。
成長期のお子さんにとって、体幹を鍛えることはケガの予防や当たり負けしない強さにつながります。それに姿勢が整うことで、集中力や持久力の向上にも直接的な効果があるんです。
今回の記事では、お子さんに最適な体幹トレーニングの方法や、ご家庭でできる工夫、そして何より大切な継続のコツをご紹介していきますね。きっと「これなら続けられそう!」と思えるヒントが見つかるはずです。
体幹トレーニングの基本知識
体幹って何?インナーマッスルの役割とは
体幹とは、お腹の筋肉・背中の筋肉・骨盤周りなど、体の中心部分を支えている筋肉群のことなんです。姿勢を保ったり、体を安定させたりするのに欠かせない存在。
それに体幹は「力を生み出す源」でもあって、手足の動きを支える土台の役割も果たしているんですね。たとえば強いシュートを打つ時も、正確なパスを出す時も、体幹が安定していることで動作がとてもスムーズになります。
インナーマッスルは外からは見えにくい筋肉なんですが、バランス感覚や俊敏性を大きく左右する、まさに縁の下の力持ちなんです。

サッカーが上手さの基礎は、体幹です。体幹が弱くてサッカーが上手な子は、正直見たことがありません…。
なんなら、体幹がしっかりしていればどんなスポーツもある程度こなすことができるくらい、インナーマッスルは運動神経の要。
ぜひ、トレーニングしておきましょう!
体幹がサッカーに与える具体的な効果
- 当たり負けしない(接触プレーで体がブレにくくなる)
- ボールコントロールが安定する(トラップやドリブルがスムーズに)
- 走る時のスピードアップや切り返しが速くなる
- 正しい姿勢を維持できることでパスやシュートの精度が上がる
- 試合中に長時間動いても疲れにくくなる

サッカーはどうしても接触プレーのあるスポーツ。
サッカーにおいて「当たり負けしない」というのは、本当に大切だと感じています。
体幹が弱いとこんな問題が起こりやすい
- ふらついたり転倒することが増える
- ケガのリスクが高まる(捻挫や腰痛など)
- 試合中の動きが安定しないため、プレーの精度が落ちる
- 集中力が続かずパフォーマンスが低下してしまう
こうして見ると、体幹の大切さがよくわかりますよね。
子供向けおすすめ体幹トレーニングメニュー
小学生に最適な「遊びながら鍛える」体幹トレ
小学生のお子さんには、遊び感覚で取り組める体幹トレーニングがおすすめです。たとえば、バランスを取りながら片足で立つ遊びや、ボールを持って体を左右にひねる動作なんかも効果的なんですよ。
特に小学校低学年では「楽しい!」って感じられることが続けるための鍵になるので、遊びの延長線で自然に鍛えられる工夫が大切なんです。それに、ご家庭で親子一緒に取り組むと、お子さんのモチベーションもぐんと高まります。
参考動画:自宅でできる小学生向け体幹トレーニング

動画を3つご紹介しました。
どれも体幹トレーニングの基礎を鍛えられる動画です。
続けられそうなトレーニングを選んで実践してみてくださいね!
中学生向け:基礎+実戦につながる体幹トレ
中学生になると、基礎的な体幹トレーニングに加えて、実戦を想定した動きを取り入れていきます。たとえば、プランクやサイドプランクのような基本メニューに、ボールを使った動作やステップワークを組み合わせると、よりサッカーに直結する効果が期待できるんです。
中学生の段階では、筋力だけじゃなくて「試合中の安定性」を意識したトレーニングが重要になってきます。短い時間でも継続的に実施することで、プレー全体の質が大きく変わってくるんですよ。

中学生になると忙しいので、サクッと短時間で毎日できる体幹トレーニングメニューがおすすめです。
高校生向け:試合で活かせる進化型トレーニング
高校生になったら、より負荷をかけて試合に直結する体幹強化が必要です。たとえば、片足スクワットに上半身のツイストを加えたり、メディシンボールを使ったパワートレーニングを行うことで、相手との競り合いに強くなれます。
それに、チーム練習と組み合わせることで「動きの中で体幹を保つ力」が育って、試合中に安定したパフォーマンスを発揮できるようになるんです。自分の課題に合わせたトレーニングを選んで、段階的に負荷を上げることがポイントですね。
家庭でできる体幹トレーニング例
ヨガ・ピラティスを取り入れてみる
呼吸と連動した体幹トレーニングで、柔軟性や集中力も一緒に養えるんです。特にお子さんの場合、深い呼吸と合わせたゆったりとした動きが心身をリラックスさせて、緊張を和らげる効果も期待できます。親子で一緒に取り入れると、楽しみながら習慣化できますよ。

サッカー日本代表の選手でも、ヨガやピラティスを取り入れている選手が増えていますね!
バランスボールを使った簡単エクササイズ
これは遊び感覚でバランス感覚を養えるので、小学生のお子さんにもとってもおすすめです。たとえば、座ってポンポン跳ねるだけでも体幹が刺激されて、自然と姿勢が整ってくるんです。
慣れてきたら腕を広げたり、足を上げたりして難易度を上げるとさらに効果的ですね。
裸足トレーニングや姿勢改善法
足裏の感覚を養うことで、全身の安定性が向上するんです。芝生やマットの上で裸足になって、歩いたりジャンプしたりするだけでも効果があります。
普段から背筋を伸ばして、骨盤を意識した正しい姿勢を心がけることで、自然にインナーマッスルが鍛えられていくんですよ。

わが家もリビングの横の部屋にトランポリンが置いてあります。
置いてあれば跳ねたくなるようで、暇だとぴょんぴょんしています。笑
遊びながら鍛える方法(綱渡り・ジャンピングなど)
楽しみながら継続できる工夫が、長く続けるための一番のポイントです。たとえば、一本線を引いて綱渡りごっこをしたり、リズムに合わせてジャンピングする遊びを取り入れると、お子さんは夢中になって体を動かしてくれます。
ゲーム感覚で取り入れることで飽きにくくて、自然に体幹を強化できるんです。
おすすめの体幹トレーニンググッズ
小学生におすすめ:バランスボール・クッション
遊び感覚で使えて、リビングでも簡単に取り入れられるのがいいところです。特に低学年のお子さんは、ボールに座って跳ねるだけでも体幹を使うので、遊びながら自然に強化できるんです。
それに、座る姿勢を安定させるクッションは、お勉強中の集中力アップにも役立ちます。お値段も比較的手ごろで、安全性の高い素材を選ぶと安心ですね。
中高生におすすめ:チューブ・プランクボード
部活や自主練習に活用しやすくて、トレーニングの幅がぐんと広がります。チューブは強度を変えやすくて、下半身や上半身の体幹トレーニングに幅広く応用できるんです。
プランクボードは正しい姿勢を維持しやすくて、負荷をかけながら体幹を安定させる練習にぴったり。中高生になると筋力や体格の差が出やすいので、自分のレベルに合った強度を選ぶことが大切ですね。
選び方と正しい使い方のポイント
- 年齢や体格に合ったサイズを選ぶ(小学生は小さめのボールや軽めのチューブが安心)
- 無理な負荷をかけずに正しいフォームで行う(動画や指導書を参考にしましょう)
- 継続できる環境(お部屋に置いておくなど)を作ることで習慣化しやすくなる
- 遊びと組み合わせて「楽しい!」と思える工夫をする

「継続できる環境」をつくることは大切だと感じています。
自分の意思でつづけられる強靭なメンタルを持つ子は少数派。私やうちの子のような凡人にはまずムリ…泣。
トレーニングマットやバランスディスクを手に取りやすい場所においておく、気が向いたらすぐにトレーニングをする習慣を家族でつくるなど、体幹トレーニングが身近になる工夫があると継続しやすいです。
継続のコツと指導法
毎日続けるための工夫と時間設定
1日5分でもいいので「習慣化」することが一番大切なんです。テレビの前やお風呂の前など、決まったタイミングで行うと続けやすくなりますよ。
テレビを見ながらでもいいですね!
モチベーションを保つ声かけ
「昨日より長くできたね!」「姿勢がきれいになったよ!」って、小さな成長を褒めてあげることで継続する力がアップします。お子さんにとって、お父さんお母さんからの励ましの言葉は何よりの原動力になるんです。
ジュニア世代に合ったトレーニング指導
過度な負荷をかけずに、成長に合わせて段階的に強度を上げることが重要です。お子さんの体の成長と心の発達に寄り添いながら、無理なく続けられるペースを見つけてあげてくださいね。
サッカー上達につなげるポイント
体幹強化で当たり負けしない体を作る
体幹が強いと接触プレーでも崩れにくくて、試合で大きなアドバンテージになるんです。相手に押されても踏ん張れる力、それが体幹の強さから生まれてくるんですね。

サッカーって格闘技なのでは?と思うことがあります。もちろん、直接闘うわけではありません。(そんなことをしたらレッドカードです…)
でも、体が弱ければ吹っ飛ばされてしまいます。強豪チームになればなるほど、体が強いですよね。
姿勢・バランスが試合に与える影響
姿勢が整うことでキックの精度やパスの安定性が向上します。プレー全体のクオリティがぐんと高まって、きっと周りの人も「あれ、なんだか上手になった?」って気づいてくれるはずです。
体幹が整うと、びっくりするくらい姿勢が良くなりますよ!姿勢がいい選手は、ピッチ全体を見渡せます。
プロを目指すためのステップアップ法
体幹トレーニングは基礎中の基礎。スピード・瞬発力・戦術理解と掛け合わせることで「総合力」が磨かれて、プロへの道が開けていきます。
今やっている小さな積み重ねが、将来の大きな力になるんです。
まとめ:未来のサッカー選手に必要なこと
【体幹トレーニングで得られる成果】
- 当たり負けしない強さ
- ケガをしにくい体
- フォームが安定する
- パフォーマンス全体が向上する
これらすべてが、お子さんのサッカーライフをより充実したものにしてくれるはずです。次のステップへ向けたアドバイス
体幹トレーニングは継続が命です。毎日の習慣として取り入れながら、学年やレベルに合わせて内容をアップデートしていきましょう。
正しいフォームを意識しながら続けることで、未来のサッカー選手としての成長につながっていきます。今日から始めた小さな一歩が、お子さんの大きな可能性を広げる第一歩になるんですね。
きっと数ヶ月後には「体幹トレーニングを始めてよかった!」って実感できる日がきますよ。お子さんの頑張りを温かく見守りながら、一緒に成長を楽しんでいってください。