中学生必見!トレセン合格の秘訣とは?選ばれるにはどうする?

中学生必見!トレセンに選ばれるにはどうすればいい? サッカーサポート
当サイトはプロモーションを含みます

トレセン(トレーニングセンター)は、中学生のサッカー選手にとって将来の可能性を広げる大きなステップです。「どうすれば選ばれるのか?」「合格の秘訣は?」と気になる保護者や選手も多いはず。

本記事では、トレセン合格を目指す中学生に向けて、選考基準や準備方法、心構えをわかりやすく解説します。

トレセンとは?

トレセンは、日本サッカー協会が行う選抜制度で、地区や県ごとに才能ある選手を集めて強化指導を行う仕組みです。
小学生から中学生まで幅広く対象となり、将来的にはナショナルトレセン、さらにはプロへの道につながる重要な場でもあります。

トレセンに参加すると、普段のチームでは得られない専門的な指導や高度なトレーニング環境を経験できるため、成長のスピードが大きく変わります。また、同世代の上位層と切磋琢磨できることも大きな魅力で、選手としての自信やモチベーションが高まります。

トレセンに選ばれる流れ

まずは自分のチームで活躍し、所属チームの監督から推薦されることが必要になります。その推薦が最初のスタートラインとなり、普段の練習態度や試合での貢献度が見られます。

地区トレセン選考会で合格。ここでは基礎技術や判断力に加えて、今後どれだけ伸びるかといったポテンシャルも評価対象となります。数回にわたる選考で、安定したプレーを見せられるかがカギ。

地区トレセンとして練習や試合に参加して目立つ。ここで成果を出せば県トレセンにつながりやすいです。普段の練習姿勢、仲間との協調性、試合中の声かけや戦術理解度もチェックされています。

都道府県トレセンに進出。県レベルになると選手のレベルが一気に上がり、全国大会に出るような強豪チームの選手たちと肩を並べることになります。練習の質も高まり、より高度な指導を受けられます。

都道府県トレセンの練習、試合に参加して目立つ。この段階では、試合中の判断力やフィジカルの強さ、プレッシャーの中で冷静に対応できるかが評価の中心になります。強豪相手にも臆せずプレーできる姿勢が重要です。

ナショナルトレセン参加。全国から選ばれた精鋭が集まり、将来の日本代表候補として育成される特別な場。ここに選ばれるとプロクラブやスカウトから注目される機会も多く、選手にとって大きな飛躍のチャンスとなります。

トレセン選考基準

トレセン選考会の流れ

通常、基礎練習や試合形式の中で、技術・判断力・チームプレーを評価されます。特に試合での動き方やチームへの貢献が大切です。

選考会は、練習会という名目で数日間に及ぶこともあり、試合形式の中でのプレーはもちろん、ウォーミングアップや練習態度も含めて評価されます。緊張感のある環境で自分の力を発揮できるかが重要です。

選考基準の詳細

  • 基礎技術(止める・蹴る・運ぶ)
  • 判断力(状況を読む力)
  • 運動能力(スピードや持久力)
  • チーム貢献(声かけや守備意識)

    これらは総合的に評価され、どれか一つだけ突出しているよりも、バランス良く身につけていることが大切です。また、選考委員は「この選手がさらに伸びる可能性があるか」を重視して見るため、努力や成長意欲を示すことも大きなポイントになります。

受かりやすいポジション

特定のポジションが絶対有利というわけではありませんが、判断力に優れたMFやビルドアップできるDF、足元が上手いGKは注目されやすい傾向があります。特にGKは競技人口が少ないため、技術と勇気を兼ね備えていると高い評価につながります。

FWでも得点力だけでなく、守備や連携に積極的に関わる姿勢が評価されるケースが多く、どのポジションでも「チームにどう貢献できるか」が重要視されます。

合格するための準備方法

必要な技術とトレーニング

フティングやパス練習など基礎の反復に加え、実戦形式の練習を多くこなすことが効果的です。例えば、1対1や2対2の小さなゲーム形式を繰り返すことで、判断力や状況対応力が鍛えられます。

また、フィジカル面でも基礎体力作りを意識して、敏捷性や持久力を高めるトレーニングを取り入れると良いでしょう。動画で自分のプレーを振り返るセルフチェックも、改善点を把握する有効な方法です。

地区トレセンと県トレセンの違い

地区トレセンは発掘の場、県トレセンはその中から選ばれた精鋭の強化の場です。県トレセンに進むことでさらに上のステージに近づきます。

地区トレセンでは、幅広く多くの選手にチャンスが与えられるため、まだ発展途上の選手でも伸びしろを見てもらえることがあります。

一方、県トレセンでは、即戦力としてのパフォーマンスがより重視され、競争も激しくなります。この違いを理解し、どちらに参加する場合も自分の課題を把握しながら準備をすることが大切です。

クラブチームでの経験

専門的な指導を受けられるクラブチームでの経験は評価されやすく、選考時のアピールにもなります。クラブチームでは日常的にハイレベルな仲間と練習し、試合での経験値を積めるため、自然と判断スピードやプレーの正確さが磨かれます。さらに、クラブで培った戦術理解や全国大会などの実績は、選考会で強い印象を残す材料になります。

かと言って、強豪と呼ばれるチーム外からもトレセンに合格する選手もいます。実力があればチーム名は関係ありません。

選考会で意識すべきポイント

リフティングの重要性

ボールタッチの正確さを測るために重視されます。安定したリフティングができると高評価につながります。
特に片足だけで続ける、動きながら行う、さまざまな部位を使うといった応用リフティングは、技術の幅を示す要素としてプラス評価になることもあります。
選考会前には「どんな状況でも落とさない」感覚を身につけておくと自信につながります。

試合でのパフォーマンス

「目立つプレー」よりも「チームに貢献できる動き」が評価対象。守備の戻りや声かけなど基本を大切にしましょう。
加えて、プレッシャーがかかった場面で冷静にボールをさばく、攻守の切り替えを素早く行うといった細かな部分も見られています。仲間を助けるポジショニングや、攻撃に移る際の正しい判断は、選考者に強い印象を残す要素です。

コーチとのコミュニケーション

指示を素直に聞く態度や積極的なコミュニケーションも評価の一部です。返事をはっきりする、分からないことを質問するなど、前向きな姿勢が見られると印象は良くなります。
また、仲間への声かけや簡単なリーダーシップも評価対象となるため、プレー外での振る舞いも意識しておきましょう。

コミュニケーション能力は、トレセンの選考会だけでなく、セレクションでも見られていると思います。一緒にサッカーをするためには、瞬時に相手の得意するプレーを理解し、それを活かしながら自分の得意とするプレーも見せていかなくてはなりません。
すぐに同じチームになった子の名前を覚えるスキルは生きますよ。

親ができるサポート

練習環境の整備

自主練できる環境や道具を整えてあげることは大切です。例えば、自宅の庭や近所の公園を練習スペースとして活用したり、リフティングボールやマーカーコーン、簡易ゴールを用意することで、子どもが気軽に練習に取り組める環境を作ることができます。
また、練習に集中できる時間を確保するために、生活リズムや家庭のスケジュールを調整してあげるのも親の役割です。

精神的なサポート

結果だけでなく努力を認める声かけが子どもの自信につながります。「今日は昨日よりもボールタッチがスムーズだったね」といった具体的な褒め方をすると、子どもは自分の成長を実感できます。
さらに、緊張する選考会前には「楽しんでおいで」と気持ちを軽くする声かけが大切です。勝敗や合否に一喜一憂するのではなく、過程を評価し続けることで、子どもは安心して挑戦できます。

進路への考え方

合格がゴールではなく、子どもの将来を見据えた長期的な視点が大切です。仮に不合格だったとしても、その経験が次の挑戦や高校進学後の選択につながることを理解しましょう。
親としては「合格・不合格」だけに焦点を当てるのではなく、「どんな環境で成長していけるか」を一緒に考える姿勢が求められます。また、トレセン以外にもクラブチームや地域の大会など、多様な成長の場があることを子どもに伝えることで、安心して前を向けるようになります。

トレセンに選ばれるための心構え

挑戦する姿勢

失敗を恐れず挑戦する姿勢が評価されます。特に新しいポジションや役割を任されたときに積極的に取り組む姿勢は高く評価され、選考者に「伸びしろがある」と感じてもらえます。
また、苦手なプレーにあえて挑戦することで成長が加速するケースも多くあります。

フィードバックを受け入れる

コーチからのアドバイスを素直に受け止め、改善できる選手は成長が早いです。ただ受け入れるだけでなく、次の練習で意識して修正しようとする行動が重要です。
「昨日より今日」「1回目より2回目」と具体的に改善を示すと、コーチの印象は一段と良くなります。自分から質問したり、アドバイスをメモに残して反省する習慣も効果的です。

失敗から学ぶ

失敗を糧にすることで次のチャンスにつながります。ミスをした後の態度や切り替えの早さも評価されるポイントです。「次はどうすれば防げるか」を考え、仲間と共有できる選手は信頼を得やすいです。
失敗を重ねることは決してマイナスではなく、挑戦した証拠としてプラスに受け取られる場合も多いため、恐れずに積極的にプレーする心構えが大切です。

未来の可能性とキャリア

トレセン選手としての道

トレセンに選ばれると、県外や全国の選手と競い合う機会が増えます。同年代の中でもトップレベルの仲間と一緒にトレーニングすることで、自分の現在地を知り、課題を明確にすることができます。
遠征や合同練習では異なるスタイルの選手と触れ合えるため、プレーの幅も広がり、視野が一気に広がります。また、こうした経験は選手としてのモチベーションを強く高めるきっかけにもなります。

ナショナルトレセンとの関係

県トレセンからナショナルトレセンに進む選手もおり、さらなる強化につながります。ナショナルトレセンでは全国から選抜された選手たちが一堂に会し、日本代表を見据えたハイレベルな指導を受けます。
そのため、ここでの経験は将来の大舞台を意識する重要なステップとなります。選ばれる人数は限られますが、たとえ県トレセン止まりであっても大きな成長の糧になることは間違いありません。

残念ながら、うちの子は都道府県トレセンまでしか行けなかったので、ナショトレのことは同じチームの子やその親の話の内容しかわかりません。ナショトレまでいければ、言うことナシですが、そこまで行けなくても「トレセン」というチームの枠を超えた活動は、サッカーの幅を広げてくれたことは間違いないと思います。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

プロ選手への道

トレセン経験はプロを目指す上での大きなアピール材料になります。実際に、プロクラブのスカウトがトレセンを視察するケースも多く、合格経験があるだけで注目度は高まります。
また、トレセンで培った技術や判断力は高校やユース世代で活かされ、進路選択の幅を広げてくれます。プロになる選手の多くは途中でつまずく経験もしていますが、トレセンでの経験は「どんな逆境でも戦える」自信として生き続けるのです。

「トレセン」に参加すると、通っている中学校によっては、高校受験の時に提出する「内申書」の3年間の記録に書いてくれることもあります。
サッカーでの頑張りが、高校受験のときに「頑張ったこと」として認められるのは、やっぱり嬉しいですよね。

まとめ

トレセン合格のために

基礎技術、判断力、チームプレーを日常から意識することが大切です。日々の練習で「止める・蹴る・運ぶ」の基本を徹底することはもちろん、試合中に瞬時に判断できる力や仲間を助けるポジショニングも常に意識して取り組むことが重要です。
小さな積み重ねが大きな差を生むため、普段の練習や自主トレでも常に意識を持つようにしましょう。

継続的な努力の重要性

短期間で成果を出すのではなく、継続的な努力が合格への近道です。たとえば、毎日15分の基礎練習でも1年間続ければ大きな力になります。
努力の過程を振り返るために練習ノートをつけたり、動画で自分のプレーを分析したりすることも効果的です。また、体調管理や生活リズムの安定も努力の一環であり、選考会で実力を発揮するために欠かせません。

サッカーノートを付けている方は多いと思いますが、とても効果的な方法なので是非続けてくださいね。
人間の脳は、忘れるようにできています。せっかく学んだり、良いことを思いついても忘れてしまうのです。その日のサッカーをノートについておくことで、反省点やよかったところなど、自己分析が進みます。
もし付けていない場合には、今日から付けることをおすすめします。

何よりサッカーを楽しむ気持ちを忘れないことが、長く続けるための秘訣です。
楽しさがあるからこそ挑戦を続けられ、失敗を恐れず前向きに取り組めます。仲間と笑いながら練習する時間や、できなかった技ができるようになった瞬間の喜びは、選手を大きく成長させます。

トレセン合格は通過点に過ぎません。サッカーを愛し続ける姿勢が最終的には一番の原動力となることは間違いありません。トレセンを経験することは良いことですが、トレセンばかりに気持ちを引きづられることなく、目の前のサッカーに真摯に向き合ってほしいと願っています。そして、それが一番のトレセンへの近道へとなるはずです。